働きたくない私に言わせると水力発電は”クリーン”じゃない

唯一のメリット紅葉 労働

こんにちは、ひつじ先輩です。

数年前、電力会社に技術職として採用されました。

弊社が憎くて仕方がない私が、水力発電の仕事で味わった3Kについて書きます。

※3K:危険、汚い、キツい

 

 

3Kの職場①危険

現場は危険に満ちています。

感電のリスク

高電圧に感電すると、人間は燃えて死にします。

そこらじゅうに高電圧がある場所で毎日働きます。

 

転落・落下物のリスク

水力発電所は、水が流れる力を電力に変える施設です。

そのため山の中にあり、施設が全体的にタテに長いです。

階段・はしごをのぼる機会が多く、転落のリスクがあります。

川沿いでの作業も多く、川に落ちた場合は、ほぼ死にます。

とくに冬なら、まず死にます。

また、他の作業者がモノが落としたり、斜面から石が落ちてきたりします。

 

巻き込まれ・挟まれのリスク

すぐそこの触れられる場所で巨大な水車の軸が回っています。

モーターを利用したポンプなどもそこらじゅうにあります。

衣服や指などを巻き込まれるリスクもつねにあります。

 

 

動く部分がむき出しの機械がそこらじゅうにあります。

重いものを運ぶことも日常的にあります。

よって手や足を挟まれるリスクもあります。

 

虫・動物によるリスク

山なのでハチが毎日います。

めったに人は死にませんが、痛いし恐いです。

 

ヘビもまぁまぁいます。

毒ヘビに咬まれれば、死ぬかもしれません。

 

クマもたまにいます。

最近のクマは飢えていて、クマ鈴の音でよってくるそうです。

死んだふりも効きません。

まず、背中をみせずに逃げる。

ダメなら命がけで戦う、というのが一番生き延びやすいそうです。

 

 

3Kの職場②汚い

発電所が汚い

上にも書いた通り、水力発電所は山奥にあります。

水や油を扱っており、手入れもあまりされないため汚いです。

水と油が混ざった廃油の中に、虫の死骸が大量に浮いている…

そういったものに触れないといけません。

 

休憩室のじゅうたんの上にも虫の死骸。

見たこともないほど汚い和式トイレには、大便がこびりついています。

 

取水施設が汚い

発電所とセットである取水施設もとんでもない汚さです。

まず業務として、取水口の鉄の網にかかったゴミの除去があります。

巨大な熊手で網からゴミをかきあげ、それを下流へ放り投げます。

ゴミには流木、枯れ草、人間が出したゴミ、魚・動物の死骸などがあります。

 

取水施設は山奥で川沿いの、ほとんど外のような施設です。

まず、外はケムシだらけです。

木からも降ってきます。

 

最悪なのは屋内です。

建屋の中はカマドウマだらけです。

カマドウマをご存じでしょうか?

私は大量に集まったカマドウマほど気持ち悪い光景をみたことはありません。

 


大きなもので手のひらほどのサイズがあり、バッタ並みのジャンプ力があります。

幸いにも、とんでもなく見た目が気持ち悪いだけで、噛みはしません。

もし、こいつが噛む生き物だったとしたら私は仕事を辞めていたでしょう。

 

また、場所によっては信じられないほどの数のアブや蛾の大群がいます。

特にひどいのがアブです。

クルマの排気ガスに集まる習性があり、乗り降りのときにクルマに入り込んで車内が地獄になります。

 

3Kの職場③キツい

夏が暑い

冷房がある発電所は、全体の一部です。

その一部ですら、効いているのは配電盤がある部屋のみです。

また、発電機はつねに熱を放っています。

外では、直射日光のもと、見たこともないほど長い階段を登ります。

 

 

冬が寒い

山での生活は寒さも厳しいです。

朝は自分のクルマに積もった雪を下ろす作業から始まります。

会社に着いたら、今度は会社のクルマに積もった雪をおろします。

駐車場も雪かきします。

 

現場へ行けばかんじきを履き、雪を踏み固めながら斜面を進みます。

到着したら、気温0度の現場で1日過ごすこともあります。

そのときに感じるのは、寒さではありません。

痛みです。

 

 

不規則な生活がキツい

主に現場のため、早出があります。

現場が終わっても残業があります。

昼間は現場、夜は書類作成をするという前提の人数しかいないためです。

 

様々なデータを電子データとペーパーの二重管理しているため、無駄に時間がかかります。

「不要なデータの記録を止める」という方向にルールが変わることは、ほぼありません。

誰も今までと違うことをするリスクをとりたがらないからです。

 

水力発電の仕事には、ダムの管理もあります。

そのため、ダムに泊まり込んで異常を監視する宿直があります。

異常はしょっちゅうあり、けたたましい警報が鳴り夜中に何度でも起こされます。

 

山奥での生活がキツい

また、職場が山奥にあるため、住む場所も山奥です。

コンビニがあっても品揃えは悪く、インターネットは弱く、居酒屋はありません。

 

会社が指定する寮に入れば、トイレ、風呂、食堂などが共用だったりします。

起きてすぐに同僚と顔を会わせる苦痛は、日を重ねる毎に地味に効いてきます。

 

メリット

唯一のメリットは景色が最高にいいこと。

すぐに飽きます。

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