「モンスター社員の教科書」を作りました!

こんなはずでは。電力会社で働いてイメージと違ったこと6つ

電力会社
当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では電力会社7年目の私が入社後、イメージと違うと思ったことを書きます。

 

電力会社で働いてみようかな

と考えている人向けです。

 

入社してみて、イメージ通りのことも、違うこともありました。

まずは、イメージと違ったことから書いていきます。

 

ぜひ、読んでみてください。

電力会社のイメージ

電力会社について、わたしが持っていたイメージと違っていたことを書きます。

  1. 見てるだけの仕事
  2. のんびり
  3. 安定している
  4. 実家に住める
  5. 水力はクリーン
  6. エリート(モテる?

というのが、入社前にもっていたイメージです。

 

1.見てるだけの仕事

工事を発注・管理する仕事、という認識でした。

 

ひつじ
ひつじ

工事を横で見てるのが主な仕事かな

というイメージがありましたが、見ている仕事は一部です。

 

  • 書類を作る・チェック
  • 電話・メールでの調整
  • 機器が壊れていないか見て回る

といった、別の仕事をやっている日もかなりあります。

 

どのタイプの仕事が多くなるかは、部署・時期による

 

2.のんびり

のんびりしてそうなイメージがありました。

 

実際、中の人はあくせく働いていますし、わりと残業もしています。

外部からはのんびりに見えるかもですが、それなりに急いで非効率なプロセスを回しているのです。

 

ITまわりも使いづらいシステムばかりですが、根性でそれを使いつづけます。

 

残業については、説明会などで、

月20時間くらいです

といった定型文が聞かれるでしょうが、少なくとも現場系だとそんなに少なくはないです。

 

3.安定している

安定は、あやしくなってきました。

  1. 新電力にシェアを取られる
  2. 原発が稼動しない

といった理由で利益が少なくなれば、働く人の給与が削られるかもしれません。

最悪の場合は、人員削減もありえるでしょう。

 

1.新電力にシェアを取られる

新電力にシェアを取られると、利益が出しにくくなります。

シェアの推移は、このグラフの通りです。

2018年5月で、13.5%もシェアを奪われています。

 

大手も対抗していますし、新電力だけですべての電力をまかなうのは無理。

このままのトレンドが続くことは考えづらいです。

 

しかし、最終的にどこまでいくか分かりません。

少なくとも、以前より安定感はなくなってきています。

 

2.原発が稼動しない

原発をフルで使えると、安く発電できて利益がふえます。

しかし再稼動した原発と廃炉になった原発では、廃炉の方が多いです。

廃炉になると、発電ができないだけでなく撤去にも大きな費用がかかります。

経営も危うくなるような、大きな損失です。

 

4.実家に住める

地元の電力会社に入社しても、実家に住めるとは限りません。

大抵の電力会社の担当エリアは、いくつかの県にまたがっています。

 

わたしの場合は、過去6年間の勤務のうち約2年間が県外でした。

 

一生勤めた場合、生涯ベースでは実家・持ち家に住める時間の方が長くはなるでしょう。

しかし「かならず常に実家に住めるか」というと、全然そんなことはありません。

 

しかも電力会社は福利厚生が強そうなイメージですが、家賃補助はないところが多いです。

独身だと、寮に入ります。

 

わたしも寮に入っていたことがあるのですが、ひどいものです。

電力会社の寮では、面倒事を若手に押し付けるのが文化である
電力会社の寮について、3年ほど住んでいた私が解説。「福利厚生に家賃補助はないけど、社員寮があるからOK」という判断は間違い。ほぼ強制で、寮の環境が悪ければむしろデメリット。経験上、寮の環境は悪く電力会社の体質による文化は最悪。

ぜひ、読んでみてください。

 

5.水力はクリーン

水力発電の現場は、汚いです。

 

休憩室はカメムシだらけで、トイレは何年も掃除されず。

カマドウマだらけの洞窟も歩かされます。

 

「水力発電は、CO2を排出しないクリーンなエネルギー」

これは、まちがっていません。

 

わたしは、「クリーン」という言葉に「清潔」というイメージまで持ってしまっていました。

だから、水力の仕事で汚い環境で働いたときは

ひつじ
ひつじ

こんははずでは

と思いました。

 

水力発電の仕事については、こちらの記事で書きました。

水力発電所の仕事がまったり?職種説明会の電力社員絶対許さない
まったりに惹かれて電力会社に入った電力マン。水力発電所の仕事で地獄を味わった話を書きます。3Kの仕事とは危険で汚く キツい仕事内容のことです。川に落ちたら、ほぼ助かりません。廃油の中に、虫が大量に。気温0度の現場で感じるのは、痛み。

ぜひ、読んでみてください。

 

6.エリート(モテる?

説明会では「地方じゃエリートだからモテまくる」と聞いていましたが、そうでもないです。

 

「モテない」だと言いすぎになりますが、

  • 元からモテる人にとっては、足かせにならない
  • 元からモテない人にとっては、足切りされづらい

くらいのスペックです。

 

スペックがセーフでも、中身がポンコツだとアウトな話を、こちらの記事で書きました。

電力会社は合コンでモテる?ポンコツ社員 3連続リリースされる
電力会社で働いている私が、合コンに行ってみた話。仕事を選ぶとき、ちょっと気になるのが「この会社、女性にモテるのか?」ということ。実際に3回、行ってみました。結論、「電力会社は合コンでモテる」は嘘ではありません。

ぜひ、読んでみてください。

 

イメージ通りなこと

電力会社について、わたしが持っていたイメージ通りだったことを書きます。

  1. ブラックではない
  2. 薄給ではない
  3. ちゃんとしてる人が多い

 

1.ブラックではない

  • 給料がとても安い
  • 休みがまったく取れない
  • サービス残業が多い
  • パワハラ・セクハラが多い

といった、ブラック企業の特徴には当てはまらない職場が多いでしょう。

サービス残業・パワハラは多くはないですが、0ではありません。

 

2.薄給ではない

ひつじ
ひつじ

生活できない!

というレベルでお金がないほど、給料は安くありません。

浪費しなければ、貯金も普通にできます。

 

わたしのリアルな年収・手取りは、こちらの記事で公開しています。

平均年収にだまされるな!電力会社の私が年収を公開するよ。
電力会社で働く私がこれまでの年収を公開します。平均年収のデータは、ネットでカンタンに見つかります。でも、それは老人の高年収に引き上げられた、参考にならないデータです。平均年収からは分からない、電力会社若手のリアルな収入をご覧ください。

ぜひ、読んでみてください。

 

3.ちゃんとしてる人が多い

20代で結婚して、子供もいて、引退まで勤続という王道コースの人生を歩む人が多いです。

そもそも、そうしたい人が集まっています。

 

世間で言う「ちゃんとしてる」になりたい人には、向いているでしょう。

 

「ちゃんとしてる」なら聞こえはいいですが、言いかえると「均質を好む集団」です。

少し作法・前例に従わないだけで、ネチネチ言われるのがデメリット。

 

ひつじ
ひつじ

頭が固い人は、イメージ以上に多いかも

 

クリエイティブなことが好きとか、個性が強いという人には、おすすめできません。

ちゃんとした人たちは大したイジメはしませんが、「ちゃんと」になじむのはむずかしいです。

 

追記:わたしはずっと合わないと思っていたのですが、やっと退職しました。

電力会社を退職した。辞めた理由を元電力社員が分かりやすく詳しく解説
電力会社を退職したので、辞めた理由を書くいわゆる退職エントリ。直接のきっかけは定期異動。3K(危険・汚い・キツい)の水力発電になった。電力社員にはどんな人が向いているか。

ぜひ、読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました