こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、電力会社は体育会系かどうか考えていきます。
就職先を決めるにあたって、
職場の文化・ノリはどんな感じ?
というのは、かなり気になることです。
とくに「体育会系」という特徴は、パワハラが発生しやすいイメージ。
ぶっちゃけ、避けたい人も多いはず。
しかし入ってみるまで、職場の文化なんて分かりません。
入ってみてから雰囲気が合わなかったら、かなりつらいです。
マジでつらいです、今
そこでこの記事では、電力会社がどのくらい体育会系なのか、評価していきます。
30項目・6段階の評価となっています。
わたしは理系院卒で電力会社に入って、7年目。
転勤で3つの職場を経験しましたので、特定の職場に依存しない評価をお届けします。
体育会系の職場とは
「体育会系」の明確な定義はありません。
この記事では、以下の項目に当てはまるかどうかで評価していきます。
- 先輩の言うことが絶対
- 飲み会がやたらと多い
- ロジックは無い
- 残業の概念無し
- 洗脳されていく
- 無茶ぶり
- 口が悪い
- パワハラ
- 熱い環境
- 男しかいない
- 挨拶に厳しい
- 上司が言うことは絶対
- ローカルルールが多い
- 知識より根性論
- 気合いでどうにかしろ
- オラオラ系
- 実力主義
- 結束力が高い
- セクハラ
- 礼儀礼節
- 忍耐も持って取り組む
- とにかくイベントが多い
- 負けず嫌い
- 習うより慣れろ
- 面倒見がいい
- 圧力をかけられる
- スピード感がある
- 中堅以降の社員が辞める
- プライベートがない
- 独自の体操がある
(引用元:体育会系の職場の実態まとめ、30事例!本当にこんな職場まだあるの?)
(当該記事は現在、見れなくなっています)
電力会社は体育会系か
結果は、以下のようになりました。
とてもあてはまるなら
まったくあてはまらないなら
です。
該当数 | |
5 | |
8 | |
7 | |
4 | |
4 | |
2 | |
合計 | 30 |
平均値は、3.0。
まぁ普通に体育会系だけど、めちゃくちゃ体育会系ではない、という結果になりました。
次に、各項目に対する評価と理由を書いていきます。
1.先輩の言うことが絶対
業務内容が特殊で、前例通りであることが重視されます。
マニュアルはありますが、その通りに運用されていないことも。
そんなのは、教えてもらわないと分かりません。
教えてもらえないと困ってしまうので、先輩の言うことには逆らいづらいです。
2.飲み会がやたらと多い
ちょっと多いです。
平均すると、月1くらいです。
問題は回数よりも、「絶対に全員参加」という空気です。
飲み会に行かないだけで別室に呼び出され、「集団の和」だの「上司の面子」だのと説教です。
実質強制なので、行きたくない人は断るのに苦心するでしょう。
若手は幹事を押し付けられるので、飲み会回避がさらに難しくなります。
その上、店のクオリティなど幹事スキルにも文句を言われます。
無給で、そんな理不尽に耐えなければいけない。
飲み会を重視する文化は、体育会系職場のデメリットの中でも最悪クラスと言えるでしょう。
3.ロジックは無い
「論理的な反論が通じない」レベルの職場は少ないです。
ただ、電力会社には目指すべきゴールがありません。
ゴールがなく、マニュアル・前例通りであることがすべてです。
思考停止は大好きなので、論理性が必要とされることは少ないです。
4.残業の概念無し
残業の概念はありますし、残業代はでます。
それなのにこの評価なのは、キッチリとした運用がされていないからです。
始業・終業時に、カウントされない労働時間が合計1時間ほどあります。
月に20日働くとしたら、20時間ほどサービス残業になります。
週末に会社・労働組合のイベントなんてあったりすると、さらに増えます。
5.洗脳されていく
まじめな人が多く、自分を責める思考になりがちです。
上司も、
努力が足りない
という精神論による指導をする人が多いです。
6.無茶ぶり
やらなきゃいけないことは、やらなきゃいけないよね
という思考停止フレーズをよく聞きます。
量的に不可能であっても、やるしかないという考えです。
無茶振りのレベルとしては、法律の範囲内※に収まることが多いです。
7.口が悪い
わたし自身、ひどい発言としては、
- 給料泥棒は辞めろ
- (有毒な油を)飲め
- ○○が病気になったのはお前のせい
あたりを言われたことがあります。
もっとひどいのもありますが、ここでは書けません。
それなのに評価が☆2なのは、パワハラじみたことを言われるのはごくたまにだからです。
コンプライアンスについては、かなりうるさく言われています。
明確にパワハラにあたるような発言は、かなりレアです。
多いようなら、録音しましょう。
アプリを使えば、無料で録音できます。
録音中の画面がまったく目立たず、ドロップボックスへデータを送ることもできます。
8.パワハラ
暴言以外のパワハラについては、
- 暴力
- 嫌がらせ
- 業務外の命令
が代表的です。
①暴力
暴力については、ほとんどありません。
あるとすれば、冗談めかしてやってくるパターン。
自分の経験だと、肩パン・ローキックしてくる人やヘルメットをぶつけてくる人がいました。
同僚では、口を手で「ガッ」と押されて血がでた人がいます。
②嫌がらせ
これは暴力より、さらにレア。
荷物にゴミを入れられたことが、一度だけあります。
③業務外の命令
これが本当に多いです。
飲み会・労働組合活動の強制です。
明確にパワハラなので私は拒否しています。
しかし、その時点で職場になじむのは不可能になります。
労働組合を断ったときの話は、記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。
9.熱い環境
全然、熱くはありません。
成果を求め、仕事で熱くなりたいタイプはまず電力会社を選びません。
やる気がある振りを、場面に応じてきっちりできる人が多いです。
途中で本気で勘違いしてしまった痛々しいタイプは、1割以下です。
10.男しかいない
技術系・現場系の職場だと、女性の割合は5%くらいでしょうか。
事務系の職場なら、半分に届かないくらいはいます。
11.挨拶に厳しい
とくにきびしくありません。
新人研修のときだけ、うるさく言われます。
12.上司が言うことは絶対
「1.先輩の言うことが絶対」と同じで、教えてもらわないとどうしようもないです。
逆らうと、やりづらくなるでしょう。
何をするにも、上司の判子・承認が必要です。
ペン1本買うことにすら、です。
必然的に、上司に意見することはむずかしくなります。
13.ローカルルールが多い
マニュアルがありますが、マニュアル以上のことをやろうとします。
プラスアルファをやらせることくらいでしか、上司の評価に差がでないためです。
その「マニュアル以上」の部分が、職場によって違います。
前の職場でやっていたやり方が、次の職場ではNGということはしょっちゅうあります。
14.知識より根性論
知識もきちんと重視されます。
知識がないのは、根性が足りないせい
という考えの上司は多いです。
15.気合いでどうにかしろ
できない理由が説明できるなら、ちゃんとアドバイスをくれる上司が多いです。
16.オラオラ系
怒るとヤンキーになる人が一定数います。
喫煙=オラオラではないですが、山だと喫煙率が高いです。
趣味がギャンブルの割合も、高いです。
17.実力主義
ほとんど年功序列です。
実力差があっても、入社して10年くらいまでは給料に差はでません。
そもそも、実力差が見えづらい業務内容です。
30才を過ぎるまで横ならびで、その後は優秀だと上がりやすいです。
18.結束力が高い
結束力は普通です。
飲み会が強制的なのがちょっとおかしいかな、というくらいです。
19.セクハラ
そもそも、現場に女子トイレがなかったりします。
なのに「女性が活躍できる職場!」という対外アピールはしっかりしてます。
コンプラにうるさい会社で女性の数も少ないため、上司は身構えて接しているようにみえます。
女子で得することもあるでしょうが、損することも多い職場です。
それでも男か?
といった男性向けのセクハラについては、日常茶飯事です。
20.礼儀礼節
仕事のかなりの部分が、上司のメンツのために存在します。
例えば、あらゆる書類の体裁にこだわるのはメンツのためです。
上司は、彼の判子を押した書類の質を上げることで、己の有能さを示します。
他部署に対しても、
- 相手に失礼はないか
- 自分が失礼な扱いを受けていないか
という部分にムダにこだわりながら、物事を進めていきます。
21.忍耐を持って取り組む
忍耐力がある人は多いです。
業務内容に工夫の余地は、あまりありません。
決められたことを、終わるまでやります。
22.とにかくイベントが多い
飲み会は月1回ほど、というのはさっき書いた通りです。
あとは、労働組合関係のイベントによる事実上の休日出勤があります。
23.負けず嫌い
メンツをつぶされないことが大事なので、必然的に負けず嫌いです。
他部署や下請け業者を
やっつけてやった
と言って喜んでいる老人をよく見かけます。
そういうパワハラ気質の残念な人は、若い人には少ないです。
24.習うより慣れろ
「とりあえずやらせてみる」というのはよくあります。
質問すれば教えてくれるので、そんなに問題はないでしょう。
25.面倒見がいい
助けを求めれば、助けてくれる人が多いです。
会社の制度としての研修も、相当な回数あります。
ただし研修は、内容やタイミングが実務とかみ合わないことが多いです。
26.圧力をかけられる
圧をかける、というアプローチを取る上司は多いです。
お前にすべてかかっているんだ
というやつですね。
他には、
- 与えた業務の重要性を強調する
- 進捗を細かく訊く
という形で急かしてきます。
27.スピード感がある
ありません。
競争にさらされていないので、本当は急ぐ必要もありません。
業務プロセス自体、ムダに時間がかかるようなモノばかり。
書類の判子をたった1つもらうために、数ヶ月かかることもザラです。
28.中堅以降の社員が辞める
慣れてしまえば、体力的に続けられないということは少ないでしょう。
中堅よりも若い人の方が、合わずに辞めることが多いです。
29.プライベートがない
飲み会と組合活動によってプライベートが侵食されます。
さらに職場によっては、設備トラブルによる呼び出しがあったりします。
30.独自の体操がある
ありません。
なくてよかった!
電力会社=体育会系の理由
電力会社が体育会系な理由は、2つ考えられます。
- 体育会系が残りやすいから
- 平均年齢が高いから
です。
体育会系が残りやすいから
重いものを持ったり、熱さ・寒さに耐える。
汚い場所へ行き、汚いものを触る。
そういう業務内容が多いです。
それに耐えられるタフな人間は、体育会系に多いです。
耐えられない人は、辞めやすいです。
平均年齢が高いから
電力会社は田舎では安定している方なので、離職率が低いです。
そもそも、それなりの給与でそれなりに生きたい人が入社してます。
やりがいや高給を求めて転職するのは、一部の若者だけです。
離職率が低いので、老人は多くなります。
定年を迎えても、再雇用されてまだいます。
会社の平均年齢が高いため、古い体育会系の思想が強くなりがちなのでしょう。
電力会社の体育会系度
30項目・0~5の6段階で評価した。
結果の平均値は3.0。
めちゃくちゃ体育会系ではないが、普通に体育会系。