暴言を吐かれたとき気にしない考え方。
そしてストレスに対処する方法を、元モンスター社員が解説します。
暴言を吐かれたとき、終わったあともそのことばかり考えていませんか?
自分の場合、現実味のない極端な復讐を延々と妄想してしたりしていました。
でもその時間って、自分も楽しくないし時間を有効に使えていません。
この記事では、
- 暴言を気にしない考え方
- 暴言のストレスに対処する
の順で解説していきます。
吐かれた暴言を気にしない
暴言は音に過ぎない
叱られるのが辛い人は、「言葉は空気の揺れ」に過ぎないことを意識しましょう。
叱責もそれに対する謝罪も、単なる言葉。
言葉は音で、音は空気の揺れです。空気が、不快なパターンで揺れているだけです。
— ひつじ先輩 (@n_fx) October 4, 2020
暴言とは、音です。
音は、空気の振動に過ぎません。
物理的な速度は、340m/sなので回避は難しい。
しかし、その物理的エネルギーはそよ風以下です。
まずは、現象として”その程度のもの”。
取るに足らないものだと、意識しましょう。
それなのになぜ、暴言に思い悩んでしまうのか。
それは、我々が言葉を理解してしまっているからです。
空気の揺れのパターンから、怒りや悪意を解析しわざわざ吸収していると言えます。
思考を停止しましょう。
ある程度は自然と理解してしまいますが、できるだけ言葉の意味に意識を向けない。
今いる空間を脳内で俯瞰し、この音はどのように飛んでいるんだろう。
どんな広がり方をしているんだろう。
とか考えていると、複雑な話は理解できなくなります。
一切の敬意をカットする
つねに自分に対して悪口を言われる可能性があることを受け入れておきましょう。そして、それが向けられたときは、「犬に吠えられている」と考えるのです。
(引用元:ひろゆきが「悪口を言われたときに1秒で対処する方法」ベスト1)
犬に吠えられていると思え。
上記はひろゆき氏を取材した記事ですが、カナダ人の友人も言っていました。
海外で一般的な考え方なのでしょう。
なぜ、これが効果的なのか。
相手を自分と同じ人間と認めるから、暴言は力を持つのです。
暴言にわざわざ耳を傾けることは、相手を人間扱いすることです。
その意味に意識を向けることは、一定の敬意を向けることに他なりません。
犬が吠えている。
このように考えることは、相手を見下すことです。
暴言を放つような、敬意に値しない人。
彼らに向ける敬意、その一切をカットするのです。
これによって、彼らの言葉は力を失います。
暴言のストレスに対処する
ここまで、暴言をできるだけ気にしない考え方を解説しました。
とはいえ、彼らは生意気にも我々と同じ言語を使っています。
その意味を理解してしまい、考え続けてしまうことがあるでしょう。
そんなときにするといいことは
- 次の暴言を回避する
- 絶対に自分を責めない
- ストレスを発散する
の3つです。
順に解説します。
1.次の暴言を回避する
次、同じ目に合わないためにどうするか。
これが決まると安心できます。
相手は変えられないので、自分の立ち回りを変えるしかありません。
- 言う通りにしてあげる
- きっかけを察知させない
- 関わらないで済むようにする
などがあります。
言う通りにしてあげる
一番シンプルなのが、相手の言う通りにしてあげること。
物事の進め方について言われたなら、それを変えてあげる。
直せる、直してやってもいいと思える内容ならありでしょう。
ただし、暴言を発するような人は、きっかけを探してる節があります。
1つ譲ってもさらにケチをつけてくるなら、別の対処をしましょう。
きっかけを察知させない
具体的には、
- 報告しない
- 相手の前でやらない
といったこと。
相手が上司だったら、報告を上げなければ暴言を発するきっかけを1つ奪えます。
行動にケチをつけられているなら、その行動を相手の前にやらなければOK。
相手がいないときにやりましょう。
関わらないで済むようにする
短期的には、
- 暴言マンと組ませないように上司に頼む
- 暴言マンと仕事の日は休む
といったことです。
会わなければ、その言葉は届きません。
長期的には
- 異動を希望する
- 転職活動をする
- 独立を目指す
といったこと。
自分は独立を目指して副業をしていましたが、すぐには何も変わりません。
しかし、少しでも状況を改善していくことができている実感。
これがあると、「終わりはある」と希望を持って過ごすことができます。
2.絶対に自分を責めない
相手は変えられないので、自分の立ち回りを変えるしかありません。
しかし、これは自分が「悪い」ということを意味しません。
だから、自分を責めないようにしましょう。
たとえ、自分のミスがきっかけだったとしても。
自分に直すべき点が見つかったとしても。
「暴言」と取られるような言葉を選んだ時点で、悪いのは相手です。
自分を責めるくらいなら、相手の悪いところを探す方がメンタルにいいです。
3.ストレスを発散する
暴言に対して真っ向から反論していれば、ダメージを引きずらずに済みます。
それができなかったから、返したい言葉・してやりたい復讐が頭から離れないのです。
自分の場合は、そんな主張・怒り・不満をSNSに書いてストレスに対処します。
形にして発することで、かなり”吐き出した感”を得られます。
これは、人に聞いてもらうのでも同じ効果があります。
人によっては、吐かれた暴言についてまったく考えない方がいいかもしれません。
全く別のことをやって、忘れるのも全然ありでしょう。
職場で言われる不快な言葉の数々。
その一部については、個別に記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。