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「お前のためを思って」がうざいのは「本人のためしか思ってない」から

「お前のためを思って」がうざいのは「本人のためしか思ってない」から パワハラに負けない
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お前のためを思って言うんだけどね、

 

どうして、こんなに、うざいのか?

 

それはこの言葉が嘘だと、私たちはもう知っているからです。

さらに、その言葉はたいてい「本人のため」に発せられるからです。

 

この記事では、「お前のためを思って」と言う側の心理。

記事の後半では、私が仕事で1番うざいと感じた上司とのやり取りを紹介します。

「お前のためを思って」と言う心理

 

この言葉がでた時点で99%、信用できません。

話半分に聞いてスルー、それでいいでしょう。

 

ここでは、「お前のためを思って」と言う側の心理を解説します。

 

この言葉、言う側にとって、

  1. 相手を従わせる
  2. 自分の立場を守る

この2つを同時に達成できる(ように見える)フレーズなんですね。

 

言い換えると、とても「言ってる本人のためになる」フレーズです。

実際には、嘘だとバレがちなのですが・・・

 

1.相手を従わせる

「お前のために思って」は主張に根拠がなくても、相手を従わせる効果があります。

 

このフレーズを用いて相手を従わせるメリットは、3つ。

  • 時間・体力がかからない
  • 正しいと示せない結論でもOK
  • 言葉で説得する能力がなくてもOK

順番に解説していきます。

 

時間・体力がかからない

「お前のため」はきちんと言葉を尽くさずに、主張に説得力を持たせられます。

 

従わせたいが、手は抜きたい。

そんな心理のときに使いがちなフレーズです。

 

少なくとも、時間・体力はかけたくない程度の「お前のためを思って」です。

仮に本当に「お前のためを思って」いたとしても、その気持ちは弱いでしょう。

 

正しいと示せない結論でもOK

「お前のためを思って」を使えば、根拠に触れたくないときも説得力を持たせられます。

  • 上司がパワハラを押し通すとき
  • 親が自分の希望を押し付けるとき
  • 教師がとにかくルールに従わせるとき

といったケースで悪用する人もいます。

 

パワハラは、当然正しくない。

根拠が忘れ去られたまま運用されるルールもある。

でも、従ってもらわなきゃ自分が困る!

 

そんな、論理的な説得が不利・難しいとき、戦略的にあえて感情論を採用するのです。

騙されないように、注意しましょう。

 

言葉で説得する能力がなくてもOK

言葉で説得する能力がなくても、おてがるに説得力を持たせられます。

単に、言語能力が低い人が苦し紛れに使うこともしばしばです。

 

このパターンだけは、強く「お前のためを思って」言っているケースが含まれます。

それ以外に言い方が分からない人もいるのです。

 

相手が嘘で言ってるのかどうかは、これまでの相手の行動・発言から判断しましょう。

 

2.自分の立場を守る

「お前のためを思って」は、言う側の立場を守る上でも効果を発揮します。

メリットは2つ。

  • 恨まれない
  • 感謝される

順番に解説していきます。

 

恨まれない

「お前のため」を使えば何を言っても表面上、”ありがたい言葉のプレゼント”を装えます。

 

その背後にある心理は、

  • 自分が言いたいことを言いたい
  • ひどいことを言っても許されたい

といった欲望です。

 

「お前のため」がうざい主な理由は、「従わせようとしてる」からではありません。

 

言いたい放題は言うけど、恨まれたくはない。

この姑息な精神性こそが、人を苛立たせます。

 

感謝される

「お前のため」と言われた側が生後3ヶ月くらいに純粋なら、感謝されるかもしれません。

 

言いたいことを言った上で、立場を守る。

だけではなく

  • いい人だと思われる
  • 恩に着せる

というメリットすら享受したい、そんな強欲な心理によってこの言葉を選ぶ人もいます。

 

1番うざい パワハラ+お前のため

 

今まで言われた「お前のためを思って」、で1番うざいと感じた事例を紹介します。

 

わたしは仕事の進捗がつねにダメな社員だったのですが、上司に別室に呼び出されて、

  • 今の働き方じゃ給料泥棒
  • 親は何してんの?絶対公務員でしょ?
  • 彼女いるの?結婚しろよ~責任取れ~?

などと、言いたい放題されたことがあります。

分かりやすい個の侵害系パワハラ。

 

これだけでも十分うざいのですが、うざさが臨界突破したのは翌日。

 

わざわざまた呼び出され、「昨日は悪かった」と謝られたのです。

 

それで終わっておけばよかったのですが、いっしょに言われたのが

色々言ったけど、”お前のためを思って”言ってるからね

 

これは、本当に余計な一言でした。

 

もはや、パワハラする前に予防線張るとかですらないのです。

後付けで、

  • 恨まれて、パワハラ通報とかされないようにしたい
  • あわよくば”いい話”だったことにして、感謝されたい

と思ったから言ってるのが明らか。

そんな、純度100%の利己心を振りかざす一言です。

 

さらに言えば、その状況で「お前のためを思って」の後付けが効くと考えています。

パワハラを和らげる効果があると、信じています。

 

心の底から相手を舐め腐っていないと、そうは考えません。

 

そのうざさ・浅はかさには、聞いてるこっちに震えが来るほどです。

これが、今まで経験した中で1番うざかった「お前のためを思って」です。

 

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