ブラックに!?電力会社のこれからと発送電分離を社員が考えてみた

ブラックに!電力会社のこれからと発送電分離を社員が考えてみた 電力会社

こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では、社員のわたしが旧来の電力会社のこれからを考えます。

 

電力会社はこれからどうなるか。

就活生や求職者の人は、気になる話ではないでしょうか。

 

発送電分離による分社化が、これから大きく影響してきます。

 

わたしは6年目の社員ですが、異動は多いほうです。

色々な職場を見てきて、わたしが持った意見を述べていきます。

 

発送電分離については「電力会社と発送電分離」を見てみてください。※

※記事後半にジャンプします。

電力会社のこれから

電力会社のこれから

発送電分離のあとはまず、分離によって非効率が起こります。

 

電力会社の人間は、電話をかけるのが大好きです。

時間や電話代を大いに使い、あらゆることを「各所調整の上」決めてきました。

 

それがベストな方法であったかどうかは、分かりません。

しかし少なくとも事前調整によって、様々な場面でトラブルを回避してきたことは事実です。

 

しかし分離後、送電会社は発電会社を特別扱いできなくなります。

新電力に対して行わないような事前調整を、発電会社に対して行うことはなくなるでしょう。

 

もう別会社だ、どうなろうが知らん!

といった、突き放すような言葉もすでにオフィスで多く聞かれます。

すでに発電部門と送配電部門の関係は、急速に悪化しています。

 

しかし旧電力の発電会社は、供給の8割を担っています。

調整ができなくなり関係も悪化することで、設備の非効率な運用やトラブルが増えます。

 

ケースバイケースでしょうが、

  • 発電会社が損した場合→発電会社の経営が悪くなる
  • 送配電会社が損した場合→電気料金が上がる

ようになるでしょう。

 

発電会社のこれから

発電会社のこれから

発電会社は、安い新電力にシェアを奪われます。

すでに、ユーザは離れはじめています。

経営が厳しくなり、ブラック企業化が進むでしょう。

 

与えられた予算は使いきる

という公務員のような文化は、カンタンにはなくなりません。

コストを削らなければ、料金は高いままです。

 

いよいよ追い詰められたら、

  • 収益性の悪い設備の停止・売却
  • 人件費などのコスト削減

に手をつけるでしょう。

 

ただし旧電力から分離した発電会社は、発電所のいい立地を確保しています。

会社の規模が小さくなることはあっても、つぶれることはないでしょう。

 

送配電会社のこれから

送配電会社のこれから

送配電会社については独占的な態勢が続き、これからも安定しているでしょう。

ただし、リスクは一応あります。

 

コストの安い新電力は、電源が再生可能エネルギーがであることが売りだったりします。

つまり、出力が不安定な太陽光・風力の割合を増やしています。

基本的に、送配電会社はそれを断ることができません。

 

不安定な電源が増えれば、電気を途切れさせないことはより難しくなります。

地域を独占する送配電会社は、停電を起こさないという責任を負っています。

増える業務量に、人員が追いつかずにブラック化するということはありえます。

 

送配電のための金銭的コストは、新電力も含めたユーザの電気代に乗ってきます。

海外ではすでに、発送電分離によって電気代が上がったという例もあります。

 

このコストの上昇があまりに大きいと、ユーザの電気代への転嫁が、

  • 追いつかない
  • 許されない

ということも考えられます。

 

その場合は、経営が悪くなるでしょうし人件費も削る必要が出てきます。

それでも倒産はありえませんし、発電会社よりさらにリスクは低いです。

 

不公平感をなくすためか発電・送配電会社の給与を同じにするという話もあるようです。発電会社の道連れで給与が下がる可能性もあります。

 

電力会社と発送電分離

電力会社と発送電分離

東京電力や関西電力などの古くからある電力会社は、

  • 発電(電気を作る)
  • 送電(電気を遠くへ送る)
  • 配電(電気をある場所へ届ける)

というサービスを、1つの会社で行っていました。

担当の地域については、電気事業を独占していたということです。

 

発送電分離では、これが1つの会社で行ってはいけなくなります。

古い電力会社は、

  • 発電の会社
  • 送電・配電の会社

分割されます。

 

起こることとしては、

  • 発電会社は、新電力との競争にさらされる
  • 送電・配電の会社は、これまでどおり地域の送配電を独占する

ということです。

「電力会社のこれから」に戻る

 

電力社員が考えるこれから

発送電分離により、設備の非効率な運用・トラブルが増える。

  • 発電会社→新電力にユーザを奪われ、経営が悪くなる
  • 送配電会社→独占的な経営が続き、これからも安定

 

電力会社への就職のメリット・デメリットについて記事を書きました。

ぜひ、読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました