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勉強できるけど仕事できない理由。求められる能力の差ではない

考えないから覚えられない 仕事できない
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こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では、勉強できるけど仕事できない理由を解説します。

 

オレ、勉強はできるのに、会社じゃゴミじゃん…

と思っていませんか?

 

自分よりお勉強はできないはずのヤツらが、急にかしこくなったとしか思えない。

わたしも入社してから6年、ずっとそう思っていました。

 

わたしは、30人のクラスで言うと5位以内くらいに勉強ができました。

なのに今は、1クラス分の同期を集めればぶっちぎりで仕事ができないです。

 

しかしずっと考えてみて、最近は何が理由なのかが分かってきました。

ぜひ、読んでみてください。

勉強できるけど仕事できない理由

勉強できるが仕事できない理由

求められる能力の差ではない

勉強と仕事では、求められる能力が全然ちがう

は、主な理由ではありません。

 

どんな仕事であれ、

  • 内容を覚える
  • 計画的に進める

ができれば、だいたいできるはずです。

 

2つとも、勉強ができる人ならできることです。

仕事では、さらに別の能力が求められる

は正しいでしょうが、勉強と仕事がかぶっている部分はかなり大きい。

 

企業が高学歴を採用するのも、勉強と仕事で求められる能力が近い証拠です。

 

採用では、学歴しか見れるものがない

と言われますが、そもそも勉強と仕事で求められる能力が大きく違うなら、学歴すら見ない。

人件費が安い分、高卒を取ったほうが利益が上がります。

 

勉強できるけど仕事できない理由

では、勉強はできるけど仕事はできない理由はなんなのか。

 

結論を2行で書くと、

  • 興味が持てない
  • やる気がでない

です。

 

こう書くと実にしょうもないですが、「求められる能力が違う説」より真実に近いです。

次のパートから、くわしく書いていきます。

 

仕事できないのは興味不足

仕事できないのは興味不足

考える時間が短くなる

仕事以外のときに、仕事の内容について考えることはありますか?

 

わたしはブログのネタとして扱うとき以外は、まったく考えません。

それが、仕事ができない理由の1つ目です。

 

学生のころは得意教科の内容を、勉強のとき以外にも思い出していました。

その「勉強してはいないけど、頭のスミで考えてる」時間ってかなり重要です。

 

記憶が定着するし、分からなかった部分がひらめいたりします。

 

でも興味がないと、そもそも思い出さない。

思い出すことすら苦痛なので、苦手科目は苦手なままです。

 

仕事ができない人で、仕事が苦痛でない人はほとんどいないでしょう。

  1. 仕事ができない
  2. 仕事が苦痛
  3. 仕事を考える時間が減る
  4. 仕事の記憶が定着しない

(1番に戻る)

というループ。

これにおちいることで、他の人との能力差がどんどん広がります。

 

興味を持つのは難しい

ほとんどの人は、自分で希望して採用されました。

でも、想像していた通りの仕事をしている人なんて一部ですよね。

 

それなのに興味を持つというのは、かなり難しいです。

 

それは勉強についても同じ。

次に習う内容なんて、知らされませんでした。

 

それでも、頭のスミで考えるのが苦痛ではないくらいには興味を持てた。

 

その違いは、教材や教える人の質の差でしょう。

 

進研ゼミのようなカラフルな教材に始まり、二次元の美少女が書かれた参考書まで。

教える人だって、教師も塾講師も教えるプロです。

 

一方、会社で優先されるのは、それぞれの事業を回すことです。

 

教育は先輩・上司が片手間に行うもの。

職場ごとに業務は異なり、充実した教材を作ることも不可能です。

 

そうした違いによって、仕事に興味を持つのは勉強より難しくなります。

 

仕事できないはやる気不足

仕事できないのはやる気不足

仕事ができない理由の2つ目は、やる気の不足です。

 

勉強と比べて仕事のやる気がでない理由は、3つあります。

  1. ニンジンが遠い
  2. 走ればもらえるのか
  3. ニンジンがいらない

ニンジンというのは、受験であれば合格。

仕事であれば、給与や出世といったやる気を出す理由のことです。

 

1.ニンジンが遠い

勉強であれば、遠くても3年後の受験。

早ければ、2週間後のテストに向けてがんばる訳です。

 

合格や高得点というニンジンは、それほど遠くないところにありました。

 

仕事にやる気がでない理由の1つ目は、このニンジンが遠すぎること。

 

会社にもよりますが、古い日本企業だと

  • 人による給与の差が出るのは、30才以降
  • 出世するかもしれないのは、40才以降

といったところも多い。

 

スパンが長すぎるのです。

ニンジンがもらえるかもしれないのは、はるか先の話です。

 

勉強にはあった「期限が迫ってくる感」も、まったくありません。

業務に期限はあっても、仕事の能力を上げることには期限がないのです。

 

勉強に比べて目標が遠すぎることが、仕事のやる気がでない理由でしょう。

 

2.走ればもらえるのか

勉強であれば、点数を上げれば受験に合格します。

走ればニンジンがもらえるのが、明らかでした。

 

対して仕事は、仕事ができれば給与が上がるとは限りません。

できるようになっても、仕事の量が増えるだけのケースがほとんど。

 

さらには

  • 人間関係を良好にする
  • 労働組合を頑張る
  • 飲み会での振るまい
  • 資格を取得する
  • 長く残業をする

どの項目をどれだけやればニンジンがもらえるのか、まったく分かりません。

 

まず、走る距離(仕事量)を増やされないように適度な速度で走る。

走りながら、ハードルを飛んだり踊ったり転んだりしないといけない。

でも、どれをやればニンジンがもらえるかは不明。

 

勉強に比べて目標がぼんやりしていること。

これが、仕事のやる気がでない理由の2つ目です。

 

3.ニンジンがいらない

これまで、やる気の要因をニンジンに例えてきました。

 

勉強については、受験の合格。

仕事については、給与や出世がニンジンです。

 

勉強ができる人で「受験なんてどうでもよかった」という人は少ないでしょう。

 

ところが出世については、どうでもいいという人が増えています。

今の新入社員について言うと、出世したい人は46.6%。

半分以下です。

 

もう4年連続で、「出世しなくても好きな仕事をしたい人」の方が多いです。

 

勉強では、合格という絶対的なニンジンが示されていました。

 

対して、仕事での出世というニンジンはもうニンジンとしての役目を果たしていません。

これも、仕事だとやる気がでない理由の1つです。

 

勉強できるけど仕事できない対処

興味が持てず、やる気がでないと仕事はできるようになりません。

さらには、急に仕事ができるようになることもありません。

 

しかし、仕事には毎日行かなければならず、何年も続きます。

仕事ができないということは、めちゃくちゃつらいです。

 

できるヤツとして半生を過ごしてきたならとくに、劣等感は耐えがたい。

わたしもかなりキツいときがありましたし、今もキツいと感じるときがあります。

 

わたしは3つの方法で、仕事ができない事実に対処してきました。

  1. 趣味を充実
  2. 副業をする
  3. 開き直る

順番に書いていきます。

 

1.趣味を充実

一番カンタンにできるのは、趣味を充実させること。

 

得意なことをする時間を増やすと、仕事ができなくても

ひつじ
ひつじ

でもオレ、○○はすごいしな~

と思えて、仕事ができないことによるダメージを軽減できます。

 

自分の場合は英語が好きなので、たまに話す機会を作っています。

あとTwitterも好きなので、フォロワーを増やそうとがんばってます。

 

仕事ができなくても気にせずに日々を過ごせれば、幸福度が上がります。

そうした考え方・生き方については、こちらの記事で書きました。

仕事できない自分を許す。「気にしない」のは本当になしか
職場で自分だけ仕事ができない人へ。気にしない考え方で、頑張らなくても楽になれる。お金以外を仕事に求めず、ノイズは無視。一見すると後ろ向きだが、現実的な選択。

ぜひ、読んでみてください。

 

2.副業をする

自分に合った副業をすることで、能力や価値を発揮する。

これも精神衛生上、とてもいいです。

 

興味・やる気のでない残業よりも、自分で選んだ副業の方がやりがいもあります。

 

それに、仕事ができないなら昇給は期待できません。

月数万円でも稼げれば、家計もラクになります。

 

副業がすばらしいのは、ちゃんと稼げるようになれば会社員を辞められること。

 

わたしは今の会社だからやる気がないのではなく、「会社」というものになじめません。

 

一生のほとんどを「しっくりこない」時間として過ごすより、副業を育てて仕事を辞めたい。

そう考えて、もう何年もいろんな副業をやってきました。

 

おすすめの副業や準備について、こちらの記事にまとめています。

絶対に再就職しない脱サラニート生活。準備~おすすめ副業
脱サラニートになりたい人は、どんな準備をするべきか。節約する・時間を作る・目標を立てる。後半では、ニート生活のおすすめ不労所得をまとめた。ある程度の資産ができれば、仕事は辞められる。

ぜひ、読んでみてください。

 

3.開き直る

これは人を選びますが、一番効果がある方法です。

ひつじ
ひつじ

あぁ、確かに俺は仕事ができない。
だから何だってんだ???

と開き直ってしまいます。

 

仕事ができないと、劣等感を覚えます。

劣等感がつらいのは、自分に価値がないと考えるからです。

 

でもこれは、会社・組織の論理でしかありません。

仕事ができない人は、あくまで”会社にとって”価値がないだけです。

 

わたしたちは、会社のために生きている訳ではありません。

「仕事ができない=価値がない」という考え方を採用する必要はないのです。

 

わたしたちが会社に行っているのは、日々のお金を受け取るため。

その原点に立ち返れば、ゴールはすでに達成されています。

 

自分を責めたり無理をする理由は、どこにもない。

仕事ができないからといって、特に問題はない。

辞めずに会社へ行ってるだけで、十分えらい。

 

そう開き直ることができれば、心が相当ラクになります。

 

また、すべての物事には裏表があります。

「仕事ができない」ことにすら、メリットはあるのです。

 

仕事ができないメリットを、モンスター社員のわたしが解説しました。

仕事できないのは辛いだけ? 無能社員は割とおいしいです
数年経っても仕事ができない人が変わることはない。現状が変えられないなら考え方を変えて、少しでもマシな気分で過ごすべき。社会人7年目の私が、無能社員のメリット・デメリット。そして、辛い気持ちへの対処を書く。

ぜひ、読んでみてください。

 

勉強できるけど仕事ができない

勉強できるけど仕事できない理由

勉強と仕事がかぶっている部分は、かなり大きい。

勉強ができるのに、仕事ができない理由は、

  • 興味が持てない
  • やる気がでない

の2つ。

 

仕事できないのは興味不足

「仕事以外のときに、頭のスミで仕事について考えている時間」によって記憶が定着する。

 

興味がないと、仕事中しか仕事のことを考えない。

「頭のスミで考える時間」が短くなるので、仕事が覚えられない。

 

仕事できないのはやる気不足

やる気がでない理由は3つ。

  1. ニンジンが遠い
  2. 走ればもらえるのか
  3. ニンジンがいらない

ニンジンというのは、給与や出世といったやる気を出す理由のこと。

 

  • 人による給与の差が出るのは、30才以降
  • 出世するかもしれないのは、40才以降

ニンジンが遠すぎる上、飲み会・残業・資格など何をがんばればいいのか不明。

 

そもそも今の新入社員で、出世したい人は半数より少ない。

出世はもはや、ニンジンの役目を果たしていない。

 

勉強できるけど仕事できない対処

仕事は急にできるようにはならない。

毎日の仕事がつらい人におすすめしたいことは、

  1. 趣味を充実
  2. 副業をする
  3. 開き直る

の3つ。

 

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