毎日仕事に行っているあなたが褒められないのはどう考えてもおかしい理由。
実は、行くだけでかなり偉いよねって話を書きます。
仕事を頑張っていても、びっくりするほど褒められないですよね。
上司も家族も、こっちのやることは当たり前って様子。
でも実際は、たいていの仕事は結構しんどいです。
この記事では、仕事に行くだけでかなり偉いって話を書きます。
残念ながら、急に周りの人が褒めてくれるようになる魔法はありません。
だったらせめて、普通に仕事に行けてる自分を自分で褒める日。
ちょっと意識低めの日があっても、いいのではないでしょうか。
仕事を頑張っても褒められない理由
仕事を頑張っても褒められない理由
現実問題、仕事に行くだけでは褒められません。
なぜなら人間が他者を褒めようと思うのは、期待値を上回ったときだけだからです。
出社は誰でもしています。
ほとんどの仕事は雑務であり、差などでません。
何より、結構みんな頑張っています。
全員が頑張っている環境で頑張っても、上司が注目するほどの差がつかないのです。
できない人でも褒められるべき
しかし私は、
- 普通の人
- 普通よりできない人
であっても、かなり偉いと思っています。
少し古い(平成27年)のデータですが、そもそも15~34歳のうち、
- 2.1%が若年無業者(無職)
- 6.8%がフリーター
(引用元:内閣府)
です。
合計は、8.9%。
専業主婦や私のような稼げてないフリーランスも入れれば、10%を超えるでしょう。
なんなら、20%くらいになるかもしれません。
会社に勤めて、毎日仕事に行く。
それをやっていない、あるいはできない人間は意外にたくさんいます。
”普通”の会社員な時点で、たまには褒められてもいいくらい頑張っている人なのです。
仕事に行くだけで偉い理由
仕事へ行くことは当たり前とされていますが、実際には様々な苦痛を伴います。
それが無理すぎて、わたしは仕事を辞めてしまい再就職の意志0になったほどです。
140文字以内にすると、
「会社にちゃんと行く」ってハチャメチャえらいですよね。
まず起きるためには前日ちゃんと寝ないといけないし、それでも起きるのは苦痛だし、通勤も暑かったり寒かったり狭かったりするし、着いたらキャパ超えた要求ばかりされる。
普通に考えて、それ以上頑張る必要はないですよ。
— ひつじ先輩 (@n_fx) December 2, 2020
といった感じですが、もう少し詳しく書いてみます。
ちゃんと仕事に行っている人は、自らの偉大さをかみ締めてください。
起床して偉い
まず週5日も、早朝に起きなければならない。
これがまず、しんどいですよね。
もっと寝たいってことは本来寝るべきなんですよ、それを許さないのが現代社会。
「次のアラームがなるまでは・・・」と、たった5分追加で眠る。
なぜたった5分を、こんなにありがたがらなきゃいけないのか。
欲しいのは、2時間の追加睡眠ですよ。
そんなに贅沢でもない。
労働のための起床は、わずか1時間すら思い通りにならない惨めさに耐える拷問です。
通勤できて偉い
わたしは田舎住まいですが、やはり通勤電車はそれなりに混みます。
もっと混む都会の電車の利用者へは、畏敬の念を禁じえません。
単純に、ヒトが享受すべきパーソナルスペースの欠如。
これが与えられないって、人間扱いされてないってことですからね。
さらに堪えるのが、乗ってる人間が等しく不幸そうなことです。
等しく起床という拷問を受け、等しく通勤という拷問を享受する我々。
等しく拒否する力を持たず、等しく無価値。
その事実を毎朝突きつけられ続けてなお、それを続ける精神力。
普通じゃないですよ。
超人だと褒めちぎられてもいい偉業です。
それでも、誰もそんなことでは褒めてはくれません。
なぜだかどうやら、かなりの割合の人間がそれに耐えられているようだからです。
あと、冬は外も寒くて辛い。
夏は暑くて、朝から汗まみれです。
業務に耐えて偉い
会社にたどり着いた時点でもう、コンディションとか体力とかダメになってる。
そこに朝礼などの胸糞洗脳タイムでとどめを食らったあとに始まるのが、業務です。
ここまでの仕打ちを受けてなお、立っている。
それだけでも弁慶もかくやの偉業と言えるでしょうが、ここまでの苦痛は無視されます。
だって世間的には、まだ会社に来ただけですから。
それでも、わたしは思います。
会社にたどり着いて正気を保っているあなたは、十分に偉いと。
そこから退社まで続く苦痛・理不尽・絶望については、ここでは語りつくせません。
それだけで何記事も書いてきましたので、いくつか紹介します。
例えば、多すぎる業務。
あるいは、同調圧力。
またあるいは、パワハラかもしれません。
家族のため、生活のため。
理由はともあれ、これほどの仕打ちに耐える”普通”の会社員の精神力は並外れています。
就寝して偉い
”普通”を保つべく1~2時間も残業し、家にたどり着けば自分の時間などもうありません。
出勤退勤にかかる時間には給与は発生しませんし、下手すれば残業にも発生しません。
やりたいゲーム、読みたい本、観たいアニメがあっても我慢して寝ないといけません。
だってたいていは、明日も仕事ですから。
マシなコンディションで苦痛を受け止めるため、わずかな快楽すら断念する。
これが、”普通”の会社員に求められる自制です。
寝床に入ってみても、まだ終わりではありません。
寝つきが悪ければ、一日中受けてきた不快を思い起こすことになります。
怒りと共に実現性のない復讐を無限に反芻し、自制で捻出した時間は浪費されます。
早く寝なければ。
でも寝たくない・寝られない。
それでもまた、翌日もズル休みなどせずに会社に行くのです。
仕事に行くだけ。
たった一言に含まれる営みは、以上のような阿鼻叫喚を煮詰めたようなものです。
何度でも言います。
「仕事に行くだけ」ができているあなたは、十分に偉いです。
仕事で褒められないなら
仕事に行くだけでも偉いのは、もはや議論の余地のない事実。
しかし、それだけでは褒められないのもまた事実です。
褒められないのが辛いのは、頑張ったからには褒められたいと期待しているから。
期待を持つから、それが裏切られたときに悲しいのです。
他者を変えて自分を褒めさせるのは難しいので、自分を変えましょう。
具体的には、仕事で褒められることを期待しないということです。
相手の期待値を上回る成果を出す能力。
あるいは、それができる環境がなければ褒められることはないです。
手が届かないものに目を向けて苦しむのを止めましょう。
褒められたい気持ちは、仕事以外の場面で満たすようにします。
プライベートや趣味の場など、探せばチャンスは多いです。
みんなが頑張っていないところで頑張る、結果を出す。
それを狙う方が、褒めてもらえるハードルはずっと低いですよ。
褒められるのを期待してしまうほど頑張るのを止めてしまうのも、1つの手です。
頑張るのを止めてしまうデメリットって、実は大したことがなかったりもします。