こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、逆指値を活用して安く買いを入れる方法について書きます。
FXでも株でも仮想通貨でも、安く買って高く売るのが基本です。
下がったときこそ買いたいですが、値下がり中に底を見極めるのはむずかしい。
そんなときには逆指値注文を使うと、高すぎるレートで買ってしまうのを避けられます。
方法のメリット・デメリットも合わせて、解説していきます。
逆指値買いとは
逆指値注文とは
逆指値注文では、
- 注文を入れておいたレートを、上から下に抜けたときに売り
- 注文を入れておいたレートを、下から上に抜けたときに買い
できます。
まずは①について、カンタンに。
売りの逆指値注文は、利食いに使うのが一般的です。
たとえば、100円で買ったドル円が現在102円になっているケース。
102円で成行で売っても利益になりますが、その後さらに上がるなら機会損失になります。
そういうときは、逆指値注文を101円に入れておきます。
102円から101円に下がるなら、そこで利食いとなります。
102円からさらに上がるなら、逆指値注文を102円、103円と上げていきます。
こうすると、レートが下げに転じるまで、逆指値注文をズラせた分だけ利益を最大化できます。
逆指値買いとは
今回、詳しく紹介したいのは②。
を使って、高値で買うのを避けます。
FXを例に解説しますが、株でも仮想通貨でも考え方は同じです。
今、ニュージーランドドル円(NZD/JPY)が80円だったとします。
ここで成行注文で買うと、約定価格は80円です。
直後に大きく値下がりしたら、抱える損が大きくなります。
逆指値注文なら、「85円になったら買う」という注文をいれられます。
逆指値買いが裏目にでるパターンとしては、その後に値上がりしたとき。
為替レートが85円まで上がれば、そこで買いとなります。
80円で成行買いしておいたほうが、安く買えたことになります。
しかし、逆に下がって75円になったら逆指値は有利に働きます。
逆指値レートを、80円へ下げてしまいます。
まずは、成行で買ったケースと同じレートで買えるようになりました。
レートが70円になったら、逆指値レートを75円に下げる。
このようにして、どんどん低いレートに逆指値買いをズラします。
65円になったら注文レートは70円に下げる。
ちょっとした上げで逆指値が約定しないように、ズラす幅(例では5円)は広く取ります。
このように、レートを注文で追いかければ最初よりもずっと安く買える可能性を追えます。
これは「トレール」と呼ばれるテクニック。
先ほどから出てきている「ズラす幅」は、トレール幅と言います。
口座にトレール注文という機能があれば、逆指値をズラす作業は自動にできます。
逆指値買い メリット
下落中に買うなら、上昇に転じるポイントで買うのが理想です。
しかし、トレンド転換がどこになるかは読めません。
そこで、とりあえず入れておけるのが逆指値です。
まだ下がれば、逆指値注文も下げます。
大きな反発がない限り、底値近くまで追いかけられます。
大きく上がってくるなら、それがトレンド転換であると期待できます。
その正確さを上げるには、現在レートと逆指値注文レートの差を大きくすればOK。
しかし、大きくしすぎると、実際に買うレートが底値から遠ざかります。
逆指値買い デメリット
資金効率が悪い
ヨコヨコが続くと、逆指値はいつまでも約定しません。
現在レートと逆指値注文レートの差を大きくしすぎたときも、なかなか約定しません。
約定しない限りポジションが持てないので、口座の資金が生かされない時間が長めです。
逆行すると損
繰り返しになりますが、逆指値注文のあと下がらずに上がると損をします。
上の図で言うと、85円に逆指値注文して、下がらずレートが85円になれば5円分損します。
80円で成行買いしたほうが、安く買えます。
すぐ上がると見込める根拠があるなら、逆指値買いをすべきではありません。
逆指値買いをうまく使った投資手法について、記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。