バイナリーグループ「ここ花」の女性幹部とマッチしたので裏側の話を聞いてきた

たまたまマッチした女の子が、バイナリーグループ「ここ花」の幹部でした。

組織の裏側の話を聞けたので、まとめていきます。

 

2018年夏。

私は複数のアプリに登録して、出会いを求めていました。

 

プロフィールを整え、無料の範囲内で「いいね！」をばらまく。

いわゆる待ち戦法です。

 

金をかけずに、出会いたかった。

 

それでマッチしたのが、「幹部ちゃん」です。

 

コンビニバイトをやってる23才。

美人とは思いませんでしたが愛嬌ある感じで、話した印象はよかったです。

リアルに全然「いいね！」だったんですが、飲み進めると面白い事実が判明しました。

 

彼女はすっごく稼げるバイナリオプショングループ、「ここ花」の幹部だったのです。

 

投資は大好きですから興味津々で訊きまくり、帰ってからメモしました。

5年を経た2023年現在、そのメモを元に記事を書いています。

 

こんなに寝かせたのは、すぐ書くと幹部ちゃんの迷惑になるかなと思ったため。

現在、「ここ花」は稼働していない？ようなので迷惑にならないはずです。

ここ花グループの組織構造

基本は3階層です。

 

順番に見ていきます。

 

1.組織ボス（＋側近2名）

「側近2名」で上の画像のようなイメージが浮かんでしまい、

と思いましたが、なんとか冷静に受け止めました。

 

コミュニティ運営の元締めだそうです。

「勘でバイナリーに勝つセンスがある人物」とのことでした。

あの微不利なコイントスで継続して勝てるとは、まさに神の御業ですね。

 

ちなみに側近が何やってるかは不明です、言ってたけど忘れたのかも。

 

2.幹部（10名くらい）

過半数が女性とのことでした。

 

有料会員のターゲットが主婦・中高年なので、

「キラキラの女の子でもできちゃう！稼げちゃう！」

と示すためと思われます。

中高年おじはもちろん、女の子大好きですし。

 

また、アフィリエイトに特化した幹部が1名いたそうです。

 

3.有料会員（当時数百名）

月5万円を支払う有料会員です。

 

主婦、中高年が多く、少し学生もいたとのこと。

基本的に、時間がある人が多い。

 

4.裏ボス

と今度こそ叫びそうになりました。

 

ですが、居たそうですよ。

 

有料会員レイヤーには存在すら秘匿された、

組織ボスと横並びの権限を持つ、「裏」の存在が。

 

この人物がバイナリーに勝つロジックを持っており、

コミュニティで提供されるツールを外注して作成したようです。

 

ここ花グループの収益・サービス

ここ花グループの収益

月1,000万以上儲かっていたようです。

売上なのか利益なのか忘れましたが、経費は少ないでしょうから同じことです。

 

内訳は、

数百人の有料会員から月5万円を集めているので、それだけ1000万を超える計算です。

こちらは、ボスと幹部で山分けだそうです。

 

また、バイナリーオプションを始めるために有料会員にFX口座を開設させます。

それに対してFX会社がアフィリエイト報酬をくれる訳ですが、こちらは幹部が総取り。

 

幹部は、わりと厚遇されていますね。

有料会員に「幹部になりたい」と思わせるのは、運営上のポイントだと思われます。

（詳しくは後述）

 

有料会員に提供するサービス

月5万円支払う有料会員には、以下が与えられます。

 

2.バイナリーシステムのシグナル活用の指導

シグナルはすべて勝つわけではありません。

 

そこで、確度の高いシグナルを見極める必要があるとのこと。

その見極め方を、リアルタイムで幹部が指導するそうです。

 

3.アフィリエイト指導

前述のアフィリエイトに強い幹部が、アフィリエイト指導してくれます。

 

案件はもちろん、「ここ花」自体。

ここ花に新メンバーを入れると、1万円もらえます。

（確か、そのメンバーがいる限り1万円が支給されつづけるって話だったはずです）

 

各会員は月5万円を払っているので、5人紹介すれば月会費はタダですね！

 

ここ花　グループ運営の工夫

幹部に引き上げる可能性を提示

「昔はどん底でしたが、今は月収50万円です」

といった幹部のサクセスストーリーを見せ、会員に自分もそうなりたいと思わせます。

 

有料会員から幹部に引き上げる可能性があると周知することで、

一部有料会員が、自ら幹部の仕事を引き受けるように促します。

 

無料、いやむしろ金を払ってくれる労働力の出来上がりです。

見事としかいいようがない。

 

また、有料会員に客ではなく運営側のスタンスを持たせる効果も期待できます。

「お客様」でなくなれば、クレーム言ったりしづらくなるはずです。

 

離脱防止の施策

すべてのメンバーに対し、幹部が手分けして毎日声かけし、収支を把握。

収支を把握するのは、負けてるなら優先的にケアして離脱を防ぐためと思われます。

 

ボスの奢りで飲み会を毎月開催。

全国いろんな場所を巡り、対面で信頼を構築。

 

スローガンの設定

「1人はみんなのために、みんなは1人のために」がスローガンだったそうです。

これはまぁ、構成員が利他的に振る舞うことを期待して設定されたものでしょう。

ないよりはまぁ、あったほうがよさそうかな。

 

ここ花の無料グループ

新規のユーザーは最初から有料会員になるのではなく、無料グループに入ります。

 

無料会員に対しては、ある程度稼がせて有料会員になりたいと思わせます。

具体的には、バイナリーで1日に1勝くらいさせる。

 

また、無料グループには参加期間の上限があり、

2週間で退会か有料会員への移行か、の2択となっていたようです。

 

とはいえ、上記は厳格な運用はしていなかったと思われます。

 

「金がない人は、金を貯めるまで待ってあげる」

と、優しいのか優しくないのかよく分からないことを言ってらしたので。

 

たぶん、優しいのだと思います。

「会費で身を持ち崩す人を作らない」とも言っていました。

 

有料会員に入れるときの一工夫として、

「枠があるか確認する」

などと、もったいぶった上で入れるようにしてたらしいです。

 

ここ花グループ　初期について

幹部ちゃんは古いメンバーとのことで、グループの始まりについても訊いてみました。

 

当初は、ボス+20名くらいの幹部でスタートしたそうです。

20名はけっこう多いので、最初期ではないかもですね。

 

また、当時は幹部も月5万を支払いで組織を維持していたそうです。

（月5万払ってる時点で「幹部」ではなく「有料会員」のポジションな気も…）

 

あと「組織の維持のための月5万」も謎です。

 

固定費がかかる組織じゃない気がするので、ボスがお金欲しかったか、

今後の組織運営を見越して、忠誠心の高い幹部を選別したかったか。

多分、前者でしょう。

 

幹部たちは

をやっていたそうで、今回の話で一番汚いのが2のやり方です。

 

無料グループは、幹部10名と会員を演じる幹部10名に分かれて運営していたそうです。

つまり、半分がサクラになることで盛り上がり・規模感を演出していた訳です。

 

本当の有料会員候補は数名で、実際にはほとんど幹部しかいないグループ。

けっこう怖いですよね。

 

これはもう明確に騙しているので、かなり汚いと思います。

 

そして、盛り上がってきたら有料グループを作成。

 

あたかも最初からあったかのように、

「実は有料グループもある」

と会員を誘導していったそうです。

 

ここ花　女性幹部とのその後

1～2回飲みに行きましたが、そんなに続かずに終わりました。

 

しばらく経ったある日、

「友だちの結婚式に行きたいけど、家賃なくなるから金貸して」

とLINEが…

 

稼いでんじゃないのかな、幹部なら汗

 

信用できないし、結婚式のために金借りる価値観が謎なのでお断り。

代わりに、家賃を使って結婚式に行くように促します。

 

と教えてあげました。

 

当時は親切のつもりで教えましたが、よく考えると信用情報とか傷つくかも？ですね。

ぶっちしてないことを祈る。