トラリピをやってみたら、200万円が4ヶ月で220万円になりました。
やって見る前は儲かるのか不安でしたが、今のところは順調です。
ロスカットにならない限り、小さい勝ちが重なっていく仕組みなので、
よく考えれば当然の結果と言えるかもです。
口座や設定など、どう決めていったか。
解説していきます。
トラリピをやってみた
なぜトラリピか
なぜ今さら、トラリピをやってみたのか。
それは今、株が高値圏にあるので買いたくなかったからです。
以下は米国株(VTI)のチャートですが、明らかに高値圏です。
その点、トラリピであれば上がり続けなくても資産を増やせます。
仕組み上、むしろ上がり続けない方がいいです。
100万番煎じですが、トラリピの仕組みをざっくり紹介します。
上の画像のように、
注文をたくさん並べます。
レートが、この注文を通過すると利益となります。
この注文は消えないので、同じレートを通るたびに利益を生みます。
レートがある範囲内で動き続ける限り、利益を生み続けるということです。
なので、明らかに高値にある株を買うより良いと判断しました。
トラリピ比較
トラリピ以外にも、いわゆるリピート系FX口座はいろいろあります。
最初はコスト面で比較などしたのですが、結局トラリピをやってみることにしました。
結局、どの口座を選ぶべきか分からなかったためです。
トラリピのコストは平均的なのですが、初心者向けという評判が多いです。
まずはトラリピで基本を理解したら、他のサービスもやってみようと考えました。
トラリピ(マネースクエア)公式サイト
ちなみにコストが安そうなのは、
- アイネット証券のループイフダン
- インヴァスト証券のトライオートFX
でした。
1はコストは安いですが、できることがかなり制限されている印象です。
2は、一度に取引する数量が増えると安くなる仕組み。
1本の注文の数量が1万通貨以上になると、お得になりそうです。
トラリピ200万円の設定
設定は以下のようにしました。
- 資金:200万円
- 通貨:AUD/NZD
- 戦略:買いのみ
- レンジ上限:1.075
- レンジ下限:1.0194
- 本数:0.3万通貨*67本
- 利益幅:260Pips
- 損切りライン:0.996
トラリピの設定画面だと、
のようになります。
トラリピ 200万円の設定
通貨:AUD/NZD
上記チャートの青いラインが、1991年からのAUD/NZDのチャートです。
2013年以降、以前よりも狭いレンジ内を推移しています。
トラリピ向きです。
レンジ上限
過去10年の高値は1.1くらいです。
高値圏で買いポジを持ちたくないので、レンジ上限は少し下げて1.075にしました。
レンジ下限
1.0194は、2015年ごろの安値です。
安値圏は、ギリギリまで買う設定でいいと考えました。
損切りライン
損切りラインは0.996です。
過去最低値の1.001は、30年破られていません。
今後も、このラインは機能すると考えられます。
万が一、このラインを50Pips割ってきたら損切りです。
買いのみ
売りトラリピを同時設定する、ハーフ&ハーフはやっていません。
2013年以前のレートを見ますと、上抜けしたら1.4くらいまで有り得そうです。
売るのは恐いです。
バックテスト
- 利益幅
- 1本あたりの通貨量
- 本数
上記は、バックテストで決定しました。
ツールは、
を使わせていただきました。
1.利益幅
バックテストで決定した、
- 利益幅
- 1本あたりの通貨量
- 本数
のうち、最もパフォーマンスへの影響が大きい要素が利益幅です。
1本の注文に、何Pips利益が乗ったら利食いなのか?
という値ですね。
こちらは、260Pipsで利食いとしました。
トラリピの設定としては、かなり大きい値です。
当初は
細かく利食いしないと、利益が積み重なっていかないかも?
と考えましたが、そうとは限りません。
そのあたりを理解するのには、こちらの記事がとても勉強になりました。
1.と2 1本の通貨量・本数
まず、全体の通貨量。
ポジションをフルに持ったときの通貨量を決めます。
- レンジ上限
- レンジ下限
- 損切りライン
は決定済みです。
レンジ上限・下限から、ポジションをフルに持ったときの平均建玉レートを計算。
次に、この平均建玉レートから損切りラインまで下がったときの損失額を計算。
今回の場合、合計20万通貨持つと損切り時に80万円の損失になります。
そのくらいが許容できる最大損失なので、全体の通貨量は20万通貨としました。
全体の通貨量が決まったら、1本の通貨量と本数を決めます。
なので、この2つはトレードオフです。
バックテストの結果、あまりこの部分は差が出ないことが分かりました。
本数 | 1本あたり通貨量 | 利益幅(Pips) | 5年分利益(万円) |
200 | 0.1 | 260 | 203.1 |
100 | 0.2 | 260 | 204.1 |
67 | 0.3 | 260 | 204.3 |
50 | 0.4 | 260 | 201.3 |
25 | 0.8 | 260 | 194.4 |
本数と1本あたりの通貨量のバランスを変えても、最終利益はあまり変わりません。
67本で0.3万通貨が一番マシなので、こちらを採用しました。
トラリピ(マネースクエア)公式サイト