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WealthNaviの手数料は高い? 私が払った分も公開します!

手数料高いWealthNavi

こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では、WealthNavi(ウェルスナビ)の手数料について書きます。

 

WealthNaviのデメリットは、手数料が高すぎること!

という声がよく聞かれますが、本当に高いのでしょうか?

 

そこでこの記事では、WealthNaviの手数料について解説します

過去5年以上にわたり、わたしが実際に支払った手数料も公開します。

WealthNaviの手数料

WealthNaviの手数料

ウェルスナビには1年あたり、運用している資産額の1%の手数料を払います。

  • 運用している資産が10万円なら年に1,000円
  • 運用している資産が100万円なら年に1万円
  • 運用している資産が1,000万円なら年に10万円

です。

運用中は一部が現金のまま保管されるが、その部分については手数料は発生しない

 

この手数料のほかに、ETFを持つだけでかかるコスト(信託報酬0.09~0.13%)がかかります。

ウェルスナビの手数料と合わせると1.13%くらいです。

 

信託報酬は、ETFの価格に反映されるのでウェルスナビの画面では見えません。

 

私が支払った手数料

わたしの場合、これまでの手数料はこのようになりました。

日付資産額手数料
2017/11/1¥553,225¥170
2017/12/1¥799,676¥483
2018/1/4¥1,085,954¥720
2018/2/1¥1,252,182¥962
2018/3/1¥1,506,195¥1,041
2018/4/2¥1,730,429¥1,335
2018/5/1¥1,784,024¥1,556
2018/6/1¥2,316,351¥1,835
2018/7/2¥2,545,227¥2,020
2018/8/1¥2,796,527¥2,301
2018/9/3¥3,093,972¥2,529
2018/10/1¥3,332,521¥2,681
2018/11/1¥3,457,771¥2,888
2018/12/4¥3,599,773¥2,994
2019/1/4¥3,396,159¥3,175
2019/2/1¥4,148,726¥3,249
2019/3/1¥4,394,605¥3,337
2019/4/1¥4,784,243¥3,919
2019/5/7¥4,746,883¥4,012
2019/6/3¥4,849,356¥4,101
2019/7/1¥5,176,856¥4,109
2019/8/1¥4,972,524¥4,412
2019/9/2¥5,176,556¥4,247
2019/10/1¥5,031,444¥4,250
2019/11/1¥5,295,732¥4,498
2019/12/1¥5,376,046¥4,520
2020/1/7¥5,468,883¥4,778
2020/2/3¥5,690,962¥4,803
2020/3/2¥4,970,216¥4,497
2020/4/1¥4,528,452¥3,883
2020/5/1¥4,631,567¥3,788
2020/6/1¥5,370,266¥4,098
2020/7/1¥5,305,045¥4,261
2020/8/1¥5,312,478¥4,431
2020/9/1¥5,399,650¥4,595
2020/10/1¥5,587,436¥4,418
2020/11/2¥5,517,589¥4,585
2020/12/1¥5,891,181¥4,579
2021/1/4¥6,142,455¥4,941
2021/2/1¥6,308,429¥5,109
2021/3/1¥6,510,165¥4,789
2021/4/1¥6,693,459¥5,410
2021/5/6¥6,723,114¥5,417
2021/6/1¥6,995,829¥5,708
2021/7/1¥7,033,402¥5,683
2021/8/2¥7,034,724¥5,853
2021/9/1¥7,098,145¥5,875
2021/10/1¥7,315,650¥5,734
2021/11/1¥7,383,723¥6,006
2021/12/1¥7,130,807¥6,029

2021年12月までの合計は、190,634円。

1年で1%ですが、支払いのタイミングは毎月です。

 

ひつじ
ひつじ

資産額が増えるほど、高くなっています汗

 

WealthNaviの手数料計算

毎月の手数料は、以下の式で計算されます。

資産額×1%×1.1÷12ヶ月

1.1をかけるのは、消費税があるからです。

 

たとえば、わたしの2018年1月の手数料は、720円でした。

これは、

前月12月の資産額80万円×1%×1.08÷12ヶ月

の計算結果です。

2019年9月までは消費税8%だった

 

WealthNavi手数料は高い?

手数料を資産額から考える

運用資産で考える

資産額が大きいほど手数料は高くなりますが、自分で投資したときの手間は同じです。

 

資産額が大きければ、自分で投資したときに節約できる手数料が大きくなります。

資産額が小さいなら、手間をかけずにウェルスナビに頼ったほうが得です。

 

WealthNaviの投資を自分でやろうとしたら、年に何日かかるでしょうか?

かかる日数は人によって違いますが、例えば3日かかるとしましょう。

 

3日働いて、3万円稼げる人がいたとします。

このとき、その人の3日には3万円の価値があります。

 

この場合、手数料が3万円を超えてきたら、自分で投資したほうがおトクになります。

  • 資産が300万円未満(手数料が3万未満)→WealthNaviを使う
  • 資産が300万円以上(手数料が3万以上)→自分で投資する

と考えるやり方です。

 

シンプルにするためウェルスナビの手数料のみ考えたが、自分で投資した場合も時間以外のコストは発生する。(後述)「自分でやる=コスト0」ではない。

 

手数料を投資経験から考える

ETFを買う?いつもやってる!

という経験豊富な人にとって、この手数料は高いでしょう。

WealthNaviが買っているのと同じETFを、自分で買えるからです。

 

その方が低いコストで、同じ投資ができます。

資産のバランス(ポートフォリオ)だけマネできる

 

ETF?なんすか?

という人にとって、この手数料は安いです。

 

ポートフォリオが分かっていても、初心者にとっては再投資やリバランスはむずかしい。

 

分配金が出たら、ポートフォリオを崩さないように計算して買い増し。

本家がリバランスしたら、本家の売買を真似て同じ割合になるように自己運用分も売買する。

 

何も知らないところから自分で出来るようになるまで、何日もかかってしまうでしょう。

その時点で何万円分も、時間を失うことになります。

 

初心者の場合は、WealthNaviに任せたほうが合理的でしょう。

 

手数料をサービス内容から考える

手数料は何の対価か

手数料を払うことで何をしてもらえるのか、まとめた表がこれです。

 

色々とやってもらえるのですが、金銭的に大きいのは売買手数料を別で払わないで済むこと。

 

海外ETFの売買手数料は、購入金額の0.45%としている証券会社が多いです。

これが、ウェルスナビの手数料1%に含まれています。

 

つまり、仮にウェルスナビのポートフォリオを自分で作っても1%丸ごとの節約にはなりません。

 

自分で買うと売買手数料0.45%がかかりますし、売買以外の手数料もかかります。

自分でやっても、多く見積もって0.5%の節約にしかならないのです。

 

0.5%は小さくありませんが、そのためにリバランスなど全部自分で出来る人は少ない。

それが、ウェルスナビの手数料を払う価値だと思います。

 

「最低取引手数料が5ドルだから1銘柄で5ドルかかる」と書かれているサイトもありますが、現在では最王手のSBI証券が最低5ドルを撤廃しています。

 

手数料を他との比較で考える

各社の割引を考慮して、大手ロボアドの手数料を比較してみました。

サービス名手数料備考
Wealthnavi0.9%50万円以上を5.5年以上投資した場合(長期割)
THEO0.8%50万円以上100万円以下の場合
ON COMPASS0.925%割引施策なし
楽ラップ0.715%固定報酬型の場合

 

他のサービスとの比較では、ウェルスナビの手数料は高いです。

手数料を0.9%に下げるための条件も、満たすのに時間がかかるなど厳しいものとなっています。

 

手数料は、楽ラップが1番安いです。

楽ラップについて調べたところ、

  1. 国内の投資信託を買うため、為替リスクなし
  2. 相場変動が大きくなったら、債券の割合を増やす

といった特徴があるようです。

1はメリットがありそうだけど、2はむしろチャンスを逃しそうな印象ですね。

 

ウェルスナビの記事なので深入りしませんが、サービス内容は各社で違います。

手数料も選ぶ要素の1つではありますが、投資内容や実績もしっかりチェックしましょう。

 

実績など、ウェルスナビについてはこちらの記事にまとめました。

WealthNaviの評判21件! 悪い口コミ・3年間の最大損失も
WealthNavi(ウェルスナビ)のネットでの評判21件。悪い口コミも。500万円を運用中のわたしが、最大損失や始めるとき気になったことも解説。

ぜひ、読んでみてください。

 

手数料を分配金から考える

わたしの場合、これまでの分配金はこのようになりました。

日付分配金備考
2017/11/8¥18米国債券(AGG)
2017/12/8¥37米国債券(AGG)
2017/12/27¥282不動産(IYR)
2017/12/28¥3,157米国株(VTI),日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2017/12/29¥9米国債券(AGG)
2018/2/8¥76米国債券(AGG)
2018/3/8¥109米国債券(AGG)
2018/3/28¥1,454米国株(VTI)
2018/3/29¥467不動産(IYR)
2018/3/30¥1,571日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2018/4/9¥111米国債券(AGG)
2018/5/7¥4米国債券(AGG)
2018/5/8¥152米国債券(AGG)
2018/6/8¥177米国債券(AGG)
2018/6/28¥10,540米国株(VTI),日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2018/7/3¥794米国債券(AGG)
2018/7/10¥183米国債券(AGG)
2018/8/8¥222米国債券(AGG)
2018/9/11¥223米国債券(AGG)
2018/10/2¥6,521日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2018/10/3¥1,057不動産(IYR)
2018/10/4¥3,599米国株(VTI)
2018/10/9¥266米国債券(AGG)
2018/11/8¥287米国債券(AGG)
2018/12/10¥299米国債券(AGG)
2018/12/25¥1,044米国債券(AGG),不動産(IYR)
2019/1/4¥15,325米国株(VTI),日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2019/2/8¥334米国債券(AGG)
2019/3/8¥381米国債券(AGG)
2019/3/29¥1,129不動産(IYR)
2019/4/2¥6,641米国株(VTI),新興国株(VWO)
2019/4/5¥4,624日欧株(VEA)
2019/4/10¥393米国債券(AGG)
2019/5/13¥401米国債券(AGG)
2019/5/16¥45米国債券(AGG)
2019/5/21¥55米国債券(AGG)
2019/5/23¥72米国債券(AGG)
2019/5/29¥54米国債券(AGG)
2019/6/12¥395米国債券(AGG)
2019/6/25¥20,222米国株(VTI),日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2019/6/29¥1,309不動産(IYR)
2019/7/11¥392米国債券(AGG)
2019/8/13¥425米国債券(AGG)
2019/9/12¥435米国債券(AGG)
2019/9/25¥5,950米国株(VTI)
2019/10/2¥13,905日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2019/10/3¥1,362不動産(IYR)
2019/10/10¥420米国債券(AGG)
2019/11/12¥403米国債券(AGG)
2019/12/11¥391米国債券(AGG)
2019/12/25¥1,732不動産(IYR)
2020/1/6¥306米国債券(AGG)
2020/1/7¥19,894日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2020/1/8¥7,580米国株(VTI)
2020/2/13¥400米国債券(AGG)
2020/3/11¥365米国債券(AGG)
2020/3/31¥4,609日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2020/4/3¥6,365米国株(VTI),不動産(IYR)
2020/4/10¥405米国債券(AGG)
2020/4/16¥68米国債券(AGG)
2020/4/21¥76米国債券(AGG)
2020/4/23¥77米国債券(AGG)
2020/4/28¥86米国債券(AGG)
2020/5/12¥333米国債券(AGG)
2020/5/15¥44米国債券(AGG)
2020/5/20¥42米国債券(AGG)
2020/5/22¥40米国債券(AGG)
2020/5/27¥32米国債券(AGG)
2020/6/10¥304米国債券(AGG)
2020/6/24¥1,112不動産(IYR)
2020/6/30¥8,541日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2020/7/3¥5,831米国株(VTI)
2020/7/13¥316米国債券(AGG)
2020/8/13¥300米国債券(AGG)
2020/9/11¥280米国債券(AGG)
2020/9/29¥12,574日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2020/10/2¥1,002不動産(IYR)
2020/10/5¥5,517米国株(VTI)
2020/10/12¥288米国債券(AGG)
2020/11/11¥327米国債券(AGG)
2020/12/10¥345米国債券(AGG)
2020/12/23¥1,398不動産(IYR)
2020/12/28¥209米国債券(AGG)
2020/12/30¥16,513日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2021/1/6¥6,007米国株(VTI)
2021/2/10¥324米国債券(AGG)
2021/3/10¥332米国債券(AGG)
2021/3/25¥77米国債券(AGG)
2021/3/26¥73米国債券(AGG)
2021/3/29¥61米国債券(AGG)
2021/3/30¥8,379日欧株(VEA),新興国株(VWO)
2021/4/2¥5,542米国株(VTI)
2021/4/5¥1,102不動産(IYR)

長くなってきたので以降のデータは割愛しますが、2021年12月までの合計は273,000円。

これに比べて、これまでの手数料の合計は190,634円。

 

WealthNaviの手数料、たしかに自分でETFを管理できる人にとっては高いでしょう。

 

しかし、分配金でカバーできた上、おつりが来るレベルなのです。

個人的には「高すぎることはない」と感じています。

 

WealthNaviの手数料割引

長期割

長期割という、手数料を下げるサービスもあります。

長期割

もともとは年間、運用金額の1%かかる手数料が、

  • これまでの入金額が50万円以上なら、半年で0.01%下がる。
  • これまでの入金額が200万円以上なら、半年で0.02%下がる。

最大で0.1%割引され、手数料は0.9%にまで下がります。

ひつじ
ひつじ

わたしは現在、0.92%まで下がりました!

 

100万円を1年間運用したときの手数料は1万円。手数料が0.9%になれば、支払う金額は9,000円まで下がる。

 

Detax

detaxが実施されている様子

detaxが実施されている様子

Detaxは正確には割引ではありませんが、似たようなものです。

 

これは、資産額の0.4~0.6%ほどの負担減につながります。

割引と考えるならば、手数料が0.4~0.6%程度まで下がるのと同じです。

 

Detaxは具体的には、「損している銘柄を売ってすぐ買い戻す機能」です。

 

税金は、分配金や売却益などの確定した利益に対してかかるもの。

 

ウェルスナビはこの利益を圧縮するため、損している銘柄を売って買い戻してくれます。

すぐに買い戻すので、この取引で損はしません。

 

しかし、未実現だった損失が確定の損失となるため、確定した利益を圧縮できます。

結果、その年に支払う税金を減らすことができるのです。

 

NISA

NISAは割引ではありませんが、おまかせNISAの名称で2021年初春から開始します。

 

Detaxでできるのは税金の軽減ですが、おまかせNISAの口座では税金が0になります。

少なくともNISAの非課税枠120万円以下の範囲では、Detaxを超える負担減が期待できます。

 

おまかせNISAについては、こちらの記事にまとめました。

おまかせNISAとは? ついにロボアド投資でNISAの節税が使えるようになった
おまかせNISAではWealthNaviでNISAによる節税ができる。節税効果は既存の節税機能のDetaxを上回る。積立NISAではないが積立設定可能。NISA口座はリバランスされないため、積立推奨。

ぜひ、読んでみてください。

 

手数料は高すぎるか?

WealthNaviの手数料

ウェルスナビには1年あたり、運用している資産額の1%の手数料を払う。

  • 運用している資産が10万円なら年に1,000円
  • 運用している資産が100万円なら年に1万円
  • 運用している資産が1,000万円なら年に10万円

 

毎月の手数料は、以下の式で計算される。

資産額×1%×1.1÷12ヶ月

 

長期割というサービスがあり、投資を続けると1%の手数料は0.9%まで下がる。

 

WealthNavi手数料は高い?

考え方を3つ紹介した。

  1. 手数料を資産額から考える
  2. 手数料を投資経験から考える
  3. 分配金との比較

 

1.手数料を資産額から考える

資産が大きく手数料が3万円を超えるなら、自分の時間を使って投資する。

資産が小さく手数料が3万円を超えないなら、ウェルスナビにまかせて時間を節約する。

といった形で考える。

 

2.手数料を投資経験から考える

投資にすごく慣れている人ならば、資産額が小さくても自分で投資するのもあり。

 

ほとんど時間をかけずに同じポートフォリオを組めるはず。

こうした人にとっては、Wealthnaviの手数料は高すぎる。

 

3.分配金との比較

もらえる分配金と比較してどうか考える。

 

過去の実績を見ると、常に

分配金>手数料

となっている。

まぁプラスならOKと思うなら、手数料は高くないと言える。

 

WealthNaviのネットでの評判を、こちらの記事にまとめました。

WealthNaviの評判21件! 悪い口コミ・3年間の最大損失も
WealthNavi(ウェルスナビ)のネットでの評判21件。悪い口コミも。500万円を運用中のわたしが、最大損失や始めるとき気になったことも解説。

ぜひ、読んでみてください。

 

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