こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、WealthNavi(ウェルスナビ)の手数料について書きます。
WealthNaviのデメリットは、手数料が高すぎること!
という声がよく聞かれますが、本当に高いのでしょうか?
そこでこの記事では、WealthNaviの手数料について解説します。
過去6年以上にわたり、わたしが実際に支払った手数料も公開します。
WealthNaviの手数料
WealthNaviの手数料
ウェルスナビには1年あたり、運用している資産額の1.1%(税込)の手数料を払います。
- 運用している資産が10万円なら年に1,000円
- 運用している資産が100万円なら年に1万円
- 運用している資産が1,000万円なら年に10万円
です。
この手数料のほかに、ETFを持つだけでかかるコスト(信託報酬0.09~0.13%)がかかります。
ウェルスナビの手数料と合わせると1.13%くらいです。
信託報酬は、ETFの価格に反映されるのでウェルスナビの画面では見えません。
私が支払った手数料
わたしの場合、これまでの手数料はこのようになりました。
日付 | 資産額 | 手数料 |
2017/11/1 | ¥553,225 | ¥170 |
2017/12/1 | ¥799,676 | ¥483 |
2018/1/4 | ¥1,085,954 | ¥720 |
2018/2/1 | ¥1,252,182 | ¥962 |
2018/3/1 | ¥1,506,195 | ¥1,041 |
2018/4/2 | ¥1,730,429 | ¥1,335 |
2018/5/1 | ¥1,784,024 | ¥1,556 |
2018/6/1 | ¥2,316,351 | ¥1,835 |
2018/7/2 | ¥2,545,227 | ¥2,020 |
2018/8/1 | ¥2,796,527 | ¥2,301 |
2018/9/3 | ¥3,093,972 | ¥2,529 |
2018/10/1 | ¥3,332,521 | ¥2,681 |
2018/11/1 | ¥3,457,771 | ¥2,888 |
2018/12/4 | ¥3,599,773 | ¥2,994 |
2019/1/4 | ¥3,396,159 | ¥3,175 |
2019/2/1 | ¥4,148,726 | ¥3,249 |
2019/3/1 | ¥4,394,605 | ¥3,337 |
2019/4/1 | ¥4,784,243 | ¥3,919 |
2019/5/7 | ¥4,746,883 | ¥4,012 |
2019/6/3 | ¥4,849,356 | ¥4,101 |
2019/7/1 | ¥5,176,856 | ¥4,109 |
2019/8/1 | ¥4,972,524 | ¥4,412 |
2019/9/2 | ¥5,176,556 | ¥4,247 |
2019/10/1 | ¥5,031,444 | ¥4,250 |
2019/11/1 | ¥5,295,732 | ¥4,498 |
2019/12/1 | ¥5,376,046 | ¥4,520 |
2020/1/7 | ¥5,468,883 | ¥4,778 |
2020/2/3 | ¥5,690,962 | ¥4,803 |
2020/3/2 | ¥4,970,216 | ¥4,497 |
2020/4/1 | ¥4,528,452 | ¥3,883 |
2020/5/1 | ¥4,631,567 | ¥3,788 |
2020/6/1 | ¥5,370,266 | ¥4,098 |
2020/7/1 | ¥5,305,045 | ¥4,261 |
2020/8/1 | ¥5,312,478 | ¥4,431 |
2020/9/1 | ¥5,399,650 | ¥4,595 |
2020/10/1 | ¥5,587,436 | ¥4,418 |
2020/11/2 | ¥5,517,589 | ¥4,585 |
2020/12/1 | ¥5,891,181 | ¥4,579 |
2021/1/4 | ¥6,142,455 | ¥4,941 |
2021/2/1 | ¥6,308,429 | ¥5,109 |
2021/3/1 | ¥6,510,165 | ¥4,789 |
2021/4/1 | ¥6,693,459 | ¥5,410 |
2021/5/6 | ¥6,723,114 | ¥5,417 |
2021/6/1 | ¥6,995,829 | ¥5,708 |
2021/7/1 | ¥7,033,402 | ¥5,683 |
2021/8/2 | ¥7,034,724 | ¥5,853 |
2021/9/1 | ¥7,098,145 | ¥5,875 |
2021/10/1 | ¥7,315,650 | ¥5,734 |
2021/11/1 | ¥7,383,723 | ¥6,006 |
2021/12/1 | ¥7,130,807 | ¥6,029 |
2021年12月までの合計は、190,634円。
1年で1.1%(税込)ですが、支払いのタイミングは毎月です。
資産額が増えるほど、高くなっています汗
WealthNaviの手数料計算
毎月の手数料は、以下の式で計算されます。
1.1をかけるのは、消費税があるからです。
たとえば、わたしの2018年1月の手数料は、720円でした。
これは、
の計算結果です。
WealthNavi手数料は高い?
手数料を資産額から考える
資産額が大きいほど手数料は高くなりますが、自分で投資したときの手間は同じです。
資産額が大きければ、自分で投資したときに節約できる手数料が大きくなります。
資産額が小さいなら、手間をかけずにウェルスナビに頼ったほうが得です。
WealthNaviの投資を自分でやろうとしたら、年に何日かかるでしょうか?
かかる日数は人によって違いますが、例えば3日かかるとしましょう。
3日働いて、3万円稼げる人がいたとします。
このとき、その人の3日には3万円の価値があります。
この場合、手数料が3万円を超えてきたら、自分で投資したほうがおトクになります。
- 資産が300万円未満(手数料が3万未満)→WealthNaviを使う
- 資産が300万円以上(手数料が3万以上)→自分で投資する
と考えるやり方です。
手数料を投資経験から考える
ETFを買う?いつもやってる!
という経験豊富な人にとって、この手数料は高いでしょう。
WealthNaviが買っているのと同じETFを、自分で買えるからです。
その方が低いコストで、同じ投資ができます。
ETF?なんすか?
という人にとって、この手数料は安いです。
ポートフォリオが分かっていても、初心者にとっては再投資やリバランスはむずかしい。
分配金が出たら、ポートフォリオを崩さないように計算して買い増し。
本家がリバランスしたら、本家の売買を真似て同じ割合になるように自己運用分も売買する。
何も知らないところから自分で出来るようになるまで、何日もかかってしまうでしょう。
その時点で何万円分も、時間を失うことになります。
初心者の場合は、WealthNaviに任せたほうが合理的でしょう。
手数料をサービス内容から考える
手数料を払うことで何をしてもらえるのか、まとめた表がこれです。
色々とやってもらえるのですが、金銭的に大きいのは売買手数料を別で払わないで済むこと。
海外ETFの売買手数料は、購入金額の0.45%としている証券会社が多いです。
これが、ウェルスナビの手数料1.1(税込)%に含まれています。
つまり、仮にウェルスナビのポートフォリオを自分で作っても1.1%(税込)丸ごとの節約にはなりません。
自分で買うと売買手数料0.45%がかかりますし、売買以外の手数料もかかります。
自分でやっても、多く見積もって0.5%の節約にしかならないのです。
0.5%は小さくありませんが、そのためにリバランスなど全部自分で出来る人は少ない。
それが、ウェルスナビの手数料を払う価値だと思います。
手数料を他との比較で考える
各社の割引を考慮して、大手ロボアドの手数料を比較してみました。
サービス名 | 手数料 | 備考 |
Wealthnavi | 0.90% (現金部分を除く、年率・税込0.99%) |
50万円以上を5.5年以上投資した場合(長期割) |
THEO | 0.8% | 50万円以上100万円以下の場合 |
ON COMPASS | 0.925% | 割引施策なし |
楽ラップ | 0.715% | 固定報酬型の場合 |
他のサービスとの比較では、ウェルスナビの手数料は高いです。
手数料を0.9%に下げるための条件も、満たすのに時間がかかるなど厳しいものとなっています。
手数料は、楽ラップが1番安いです。
楽ラップについて調べたところ、
- 国内の投資信託を買うため、為替リスクなし
- 相場変動が大きくなったら、債券の割合を増やす
といった特徴があるようです。
1はメリットがありそうだけど、2はむしろチャンスを逃しそうな印象ですね。
ウェルスナビの記事なので深入りしませんが、サービス内容は各社で違います。
手数料も選ぶ要素の1つではありますが、投資内容や実績もしっかりチェックしましょう。
実績など、ウェルスナビについてはこちらの記事にまとめました。
ぜひ、読んでみてください。
WealthNaviの手数料割引
長期割
長期割という、手数料を下げるサービスもあります。
もともとは年間、運用金額の1%(税抜)かかる手数料が、
- これまでの入金額が50万円以上なら、半年で0.01%下がる。
- これまでの入金額が200万円以上なら、半年で0.02%下がる。
最大で0.1%割引され、手数料は0.90%(現金部分を除く、年率・税込0.99%)に
まで下がります。
わたしは現在、0.92%まで下がりました!
Detax
Detaxは正確には割引ではありませんが、似たようなものです。
これは、資産額の0.4~0.6%ほどの負担減につながります。
割引と考えるならば、手数料が0.4~0.6%程度まで下がるのと同じです。
Detaxは具体的には、「損している銘柄を売ってすぐ買い戻す機能」です。
税金は、分配金や売却益などの確定した利益に対してかかるもの。
ウェルスナビはこの利益を圧縮するため、損している銘柄を売って買い戻してくれます。
すぐに買い戻すので、この取引で損はしません。
しかし、未実現だった損失が確定の損失となるため、確定した利益を圧縮できます。
結果、その年に支払う税金を減らすことができるのです。
NISA
Detaxでできるのは税金の軽減ですが、おまかせNISAの口座では税金が0になります。
少なくともNISAの非課税枠120万円以下の範囲では、Detaxを超える負担減が期待できます。
おまかせNISAについては、こちらの記事にまとめました。
ぜひ、読んでみてください。
手数料は高すぎるか?
ウェルスナビには1年あたり、運用している資産額の1.1(税込)%の手数料を払う。
- 運用している資産が10万円なら年に1,000円
- 運用している資産が100万円なら年に1万円
- 運用している資産が1,000万円なら年に10万円
毎月の手数料は、以下の式で計算される。
長期割というサービスがあり、投資を続けると1%(税抜)の手数料は0.90%(現金部分を除く、年率・税込0.99%)まで下がる。
WealthNavi手数料は高い?
- 手数料を資産額から考える
- 手数料を投資経験から考える
1.手数料を資産額から考える
資産が大きく手数料が3万円を超えるなら、自分の時間を使って投資する。
資産が小さく手数料が3万円を超えないなら、ウェルスナビにまかせて時間を節約する。
といった形で考える。
2.手数料を投資経験から考える
投資にすごく慣れている人ならば、資産額が小さくても自分で投資するのもあり。
ほとんど時間をかけずに同じポートフォリオを組めるはず。
こうした人にとっては、Wealthnaviの手数料は高すぎる。
WealthNaviのネットでの評判を、こちらの記事にまとめました。
ぜひ、読んでみてください。