こんにちは、ひつじ先輩です。
トラックボールのマウス(M570T)のメリット・デメリットを書きます。
これを書いているタイミングで、買ってから約1年。
それまでは、普通のマウスを使っていました。
普通のマウスと比べて、使い勝手はどうか。
効率化・スピードアップになるのか。
デメリットもふくめ、しっかり書いていきます。
紹介するトラックボールマウス
今回紹介するトラックボールマウスは、M570Tです。
トラックボールのマウスで、一番よく見かけるやつです。
青いボールをコロコロすると、マウスポインタが動きます。
左クリックボタンのさらに左のボタンは、「進む」と「戻る」ボタン。
ウェブを見ているときの「戻る」はもちろん、フォルダの上下階層の移動もできます。
電池式で、電池は単三を1本。
パッケージには、最初に付いてくる電池で18ヶ月使えると書いてあります。
実際は、10ヶ月くらいしか持ちませんでした。
![ひつじ](https://baacash.com/wp-content/uploads/2018/06/sheep_normal.png)
わたしは1日のほとんどマウスを使っているので、仕方ないかも・・・
接続は無線です。
電池が入っていたところに刺さっているレシーバーを、USBポートに刺して使います。
メーカーの保証期間が3年あります。
修理してもらえるのではなく、新品に取り替えてくれます。
中古は、保証がないのでおすすめしません。
「保証期間は3年」と明記してある販売店で買いましょう。
M570Tは生産終了していたので、代わりにM575Sをもらいました。
M575Sは、M570Tより新しい機種。
使用感はほぼ同じで、現在古い機種より安いです。
トラックボールのメリット
トラックボールのメリットは、
- 使い勝手はいい
- 寿命が(実質)長い
- マウスパッドが汚れない
の3つです。
1.使い勝手はいい
マウス自体を滑らせなくてよいので、操作に必要なスペースが少ないです。
また指だけ動かせばいいので、運動量が減って疲れにくいのも感じます。
しかし、最大のメリットは場所を選ばずに使えることです。
そもそも、デスク前で作業する理由は、
- マウス・キーボードが有線
- マウスパッドがある
- 画面を見るため
の3つです。
M570Tのような無線のトラックボールマウスなら、1と2が解決できます。
画面が見える範囲なら、ソファからでも床からでも作業できます。
同じ場所に座り続けるのが苦痛な人には、大きなメリットです。
デスク前以外でも作業できると、体勢や気分を変えられるので集中できる時間が伸びます。
マウスだけの操作のときは、ゲームのコントローラみたいにお腹のあたりで持つことも多いです。
こんな感じで持っています。
「手は机の上」という制約がないだけでも、かなり使い勝手がよくなります。
M570Tと合わせて無線キーボードを使うなら、同じロジクールのキーボードがおすすめです。
マウスとキーボードで、USBポートを1つしか使いません。
2.寿命が(実質)長い
M570Tの耐久性は高くなく、4ヶ月~半年で壊れるようです。
「左クリックボタンが壊れやすい」と言っている記事がいくつかありました。
それでも実質寿命が長いとしたのは、メーカーの保証期間が3年もあるため。
3年間に6回交換してもらった猛者もいるようです。
3年間は、必ず使えます。
経験上、安めのシンプルなマウスを買っても1年くらいで壊れます。
3年使えるなら、十分な長さです。
デメリットは保証で新品で届くまでの間、マウスが使えないこと。
予備で安いマウスを1台買うか、今使っているマウスを捨てずにとっておくといいでしょう。
3.マウスパッドが汚れない
マウスパッドは汚れが付きがちです。
カンタンに拭けるならいいですが、布っぽい材質だと手洗いが必要だったりしてやっかい。
トラックボールのマウスなら、マウスパッドは要らなくなります。
トラックボールマウスは部屋のどこからでも使えますが、やはり机で使うことが多いです。
マウスパッドがない分、手が直接机に触れるのでそこはやっぱり汚れます。
テーブルであればカンタンに拭けますので、そのあたりの手入れはラクです。
ちなみに、トラックボールマウス自体の掃除については別に記事を書きました。
![](https://baacash.com/wp-content/uploads/2019/08/fd3e759d6daf71ab17983ca1046ace76-160x90.jpg)
ボールは、裏面から押すだけで外れます。
あとは溜まった汚れを取るだけなので、カンタンです。
トラックボールのデメリット
トラックボールのデメリットは、
- 慣れが必要
- スピードアップは少し
- 普通のマウスより高い
の3つです。
1.慣れが必要
慣れるまでは、操作に手間取ります。
たとえると、はじめて鏡を使って自分で眉毛をカットしたときのもどかしさ。
それを軽くしたようなイライラがあります。
慣れるまでの時間は、
- 小さい対象へのポインタ移動・・・慣れるまで7日
- ホイールでの高速スクロール・・・慣れるまで2日
- ドラッグ・範囲選択(コピペ)・・・慣れるまで1日
といったところ。
クリックしたい対象が小さいと、うまくポインタが乗りません。
たとえば、ブラウザにお気に入り登録したサイトのクリック。
押したいページの上などを、クリックしてしまいます。
原因は2つ。
1つは、ポインタを乗せてからクリックまでの間にボールに触ってしまうから。
これは、慣れで解決しました。
もう1つの原因は、ポインタのスピードが速すぎるから。
行き過ぎてしまいます。
これは、ポインタのスピードの設定を変えれば解決します。
ただし、ポインタスピードを下げすぎると作業スピードが落ちるので注意です。
2.スピードアップは少し
ポインタ速度を落としたせいか、作業スピード自体が速くなった実感はないです。
![ひつじ](https://baacash.com/wp-content/uploads/2019/05/01ea5aad5b49492565f1baa49baeb47c-1.png)
もっと慣れれば、普通のマウスより速くなりそう!
くらいの印象で、ちょっと残念。
買う前の期待が大きすぎたのかもですが、
![ひつじ](https://baacash.com/wp-content/uploads/2019/05/d971bd9a78e1e7bf41df410c5e3b134d-1.png)
明らかにトラックボールが速い!
とは感じられません。
慣れれば疲れにくい・作業場所を選ばないので、作業に集中できる時間は伸ばせます。
ただし、作業のスピードアップについては期待しすぎないほうがいいです。
3.普通のマウスより高い
普通のマウスなら最安数百円からあるのを考えると、やはりトラックボールは高いです。
どんなに安くても、3,000円はします。
しかし、トラックボールのマウスに数千円の価値は確実にあります。
疲れにくさや集中しやすさは、日々の生産性への影響が大きいです。
また、マウスは毎日必ず使うものです。
買ったけど使わなかった、なんて失敗もありえません。
今回紹介したM570Tは、在庫がなくなって価格が上がっています。
今後は後継機のM575Sがメジャーになっていきそうです。
はじめてのトラックボールマウスとして、使ってみてはいかがでしょうか。
トラックボールマウスまとめ
トラックボールのメリット
- 使い勝手はいい
- 寿命が(実質)長い
- マウスパッドが汚れない
の3つ。
場所にとらわれずに作業できるのが、最大のメリット。
体勢・気分を変えられるので、長く作業できる。
M570Tの場合、保証期間も3年ある。
トラックボールのデメリット
- 慣れが必要
- スピードアップは少し
- 普通のマウスより高い
の3つ。
操作に慣れるまで、一週間くらいは少しストレスを感じる。
作業スピードは、期待したほど速くなった感がない。