こんにちは、ひつじ先輩です。
トラックボールのマウス(M570T)のメリット・デメリットを書きます。
これを書いているタイミングで、買ってから約1年。
それまでは、普通のマウスを使っていました。
普通のマウスと比べて、使い勝手はどうか。
効率化・スピードアップになるのか。
デメリットもふくめ、しっかり書いていきます。
紹介するトラックボールマウス
今回紹介するトラックボールマウスは、M570Tです。
トラックボールのマウスで、一番よく見かけるやつです。
青いボールをコロコロすると、マウスポインタが動きます。
左クリックボタンのさらに左のボタンは、「進む」と「戻る」ボタン。
ウェブを見ているときの「戻る」はもちろん、フォルダの上下階層の移動もできます。
電池式で、電池は単三を1本。
パッケージには、最初に付いてくる電池で18ヶ月使えると書いてあります。
実際は、10ヶ月くらいしか持ちませんでした。
わたしは1日のほとんどマウスを使っているので、仕方ないかも・・・
接続は無線です。
電池が入っていたところに刺さっているレシーバーを、USBポートに刺して使います。
メーカーの保証期間が3年あります。
修理してもらえるのではなく、新品に取り替えてくれます。
中古は、保証がないのでおすすめしません。
「保証期間は3年」と明記してある販売店で買いましょう。
M570Tは生産終了していたので、代わりにM575Sをもらいました。
M575Sは、M570Tより新しい機種。
使用感はほぼ同じで、現在古い機種より安いです。
トラックボールのメリット
トラックボールのメリットは、
- 使い勝手はいい
- 寿命が(実質)長い
- マウスパッドが汚れない
の3つです。
1.使い勝手はいい
マウス自体を滑らせなくてよいので、操作に必要なスペースが少ないです。
また指だけ動かせばいいので、運動量が減って疲れにくいのも感じます。
しかし、最大のメリットは場所を選ばずに使えることです。
そもそも、デスク前で作業する理由は、
- マウス・キーボードが有線
- マウスパッドがある
- 画面を見るため
の3つです。
M570Tのような無線のトラックボールマウスなら、1と2が解決できます。
画面が見える範囲なら、ソファからでも床からでも作業できます。
同じ場所に座り続けるのが苦痛な人には、大きなメリットです。
デスク前以外でも作業できると、体勢や気分を変えられるので集中できる時間が伸びます。
マウスだけの操作のときは、ゲームのコントローラみたいにお腹のあたりで持つことも多いです。
こんな感じで持っています。
「手は机の上」という制約がないだけでも、かなり使い勝手がよくなります。
M570Tと合わせて無線キーボードを使うなら、同じロジクールのキーボードがおすすめです。
マウスとキーボードで、USBポートを1つしか使いません。
2.寿命が(実質)長い
M570Tの耐久性は高くなく、4ヶ月~半年で壊れるようです。
「左クリックボタンが壊れやすい」と言っている記事がいくつかありました。
それでも実質寿命が長いとしたのは、メーカーの保証期間が3年もあるため。
3年間に6回交換してもらった猛者もいるようです。
3年間は、必ず使えます。
経験上、安めのシンプルなマウスを買っても1年くらいで壊れます。
3年使えるなら、十分な長さです。
デメリットは保証で新品で届くまでの間、マウスが使えないこと。
予備で安いマウスを1台買うか、今使っているマウスを捨てずにとっておくといいでしょう。
3.マウスパッドが汚れない
マウスパッドは汚れが付きがちです。
カンタンに拭けるならいいですが、布っぽい材質だと手洗いが必要だったりしてやっかい。
トラックボールのマウスなら、マウスパッドは要らなくなります。
トラックボールマウスは部屋のどこからでも使えますが、やはり机で使うことが多いです。
マウスパッドがない分、手が直接机に触れるのでそこはやっぱり汚れます。
テーブルであればカンタンに拭けますので、そのあたりの手入れはラクです。
ちなみに、トラックボールマウス自体の掃除については別に記事を書きました。
ボールは、裏面から押すだけで外れます。
あとは溜まった汚れを取るだけなので、カンタンです。
トラックボールのデメリット
トラックボールのデメリットは、
- 慣れが必要
- スピードアップは少し
- 普通のマウスより高い
の3つです。
1.慣れが必要
慣れるまでは、操作に手間取ります。
たとえると、はじめて鏡を使って自分で眉毛をカットしたときのもどかしさ。
それを軽くしたようなイライラがあります。
慣れるまでの時間は、
- 小さい対象へのポインタ移動・・・慣れるまで7日
- ホイールでの高速スクロール・・・慣れるまで2日
- ドラッグ・範囲選択(コピペ)・・・慣れるまで1日
といったところ。
クリックしたい対象が小さいと、うまくポインタが乗りません。
たとえば、ブラウザにお気に入り登録したサイトのクリック。
押したいページの上などを、クリックしてしまいます。
原因は2つ。
1つは、ポインタを乗せてからクリックまでの間にボールに触ってしまうから。
これは、慣れで解決しました。
もう1つの原因は、ポインタのスピードが速すぎるから。
行き過ぎてしまいます。
これは、ポインタのスピードの設定を変えれば解決します。
ただし、ポインタスピードを下げすぎると作業スピードが落ちるので注意です。
2.スピードアップは少し
ポインタ速度を落としたせいか、作業スピード自体が速くなった実感はないです。
もっと慣れれば、普通のマウスより速くなりそう!
くらいの印象で、ちょっと残念。
買う前の期待が大きすぎたのかもですが、
明らかにトラックボールが速い!
とは感じられません。
慣れれば疲れにくい・作業場所を選ばないので、作業に集中できる時間は伸ばせます。
ただし、作業のスピードアップについては期待しすぎないほうがいいです。
3.普通のマウスより高い
普通のマウスなら最安数百円からあるのを考えると、やはりトラックボールは高いです。
どんなに安くても、3,000円はします。
しかし、トラックボールのマウスに数千円の価値は確実にあります。
疲れにくさや集中しやすさは、日々の生産性への影響が大きいです。
また、マウスは毎日必ず使うものです。
買ったけど使わなかった、なんて失敗もありえません。
今回紹介したM570Tは、在庫がなくなって価格が上がっています。
今後は後継機のM575Sがメジャーになっていきそうです。
はじめてのトラックボールマウスとして、使ってみてはいかがでしょうか。
トラックボールマウスまとめ
トラックボールのメリット
- 使い勝手はいい
- 寿命が(実質)長い
- マウスパッドが汚れない
の3つ。
場所にとらわれずに作業できるのが、最大のメリット。
体勢・気分を変えられるので、長く作業できる。
M570Tの場合、保証期間も3年ある。
トラックボールのデメリット
- 慣れが必要
- スピードアップは少し
- 普通のマウスより高い
の3つ。
操作に慣れるまで、一週間くらいは少しストレスを感じる。
作業スピードは、期待したほど速くなった感がない。