残業してるのにつけさせない上司。
これは、最低どころか違法行為です。
元モンスター社員が解説します。
残業をつけさせない上司は間違っている
終わらない量の仕事を振っておいて、
- 勝手に残業したから
- 許可していないから
などと言い逃れるケースがあるようですが、しっかりと残業代はつけましょう。
所定労働時間に終わらないほどの過大な量の業務を与えたケースにおいては、請求できる可能性が高いです。(引用元:「指示なし残業だ、残業は許可制だ、残業は禁止していた」と反論されたら?)
請求できるので、残業代はつけましょう。
上司がダメだと言っても、しっかりと主張しましょう。
出るとこに出れば勝てる話なので、譲る必要は0です。
これにてこの記事は終了、でもいいくらい。
しかし、色々な理由で自分からサービス残業してしまっていませんか?
いかなる理由でも、残業したなら残業代はつけるべき。
ここからは、そのあたりを解説していきます。
残業をつけないなんてありえない
残業代は、他の人がつけてなくてもつけていいですし、残業削減に取り組んでいる職場でもつけていいですし、あなたのミスによるものでもつけていいです。
残業をしたなら、残業代はつけていいです。
— ひつじ先輩 (@n_fx) December 23, 2020
自分からサービス残業してしまう。
ありがちな理由がこちらです。
- 他の人がつけていないから
- 残業削減に取り組んでいるから
- 自分のミスによるものだから
いずれも、サービス残業をする理由にはなりません。
1.他の人がつけていないから
他の人がつけていない残業代を、自分がつけるのは抵抗がある。
確かにそうかもしれませんが、実はそれは残業代を請求しない理由にはなりません。
空気を読んで自分も残業をつけないことで、他の誰かにサービス残業の圧をかけることにもなります。
お互いに圧をかけあって、無給で働きまくっても、上司すら得をしません。
顔も見えないほど上のお偉いさんか、どこかの知らない株主が得するだけです。
残業代がつかないのならば、いっそ残業をやめる方が健全です。
自分だけが残業をしないとどうなるのか、実際にやってみました。
2.残業削減に取り組んでいるから
○○時間以上は、つけられないルールになっている。
そんなルールが存在しようと、実際に残業があるならば残業代はつけていいです。
そんなものはあくまで、社内で決めたルール。
労働をしたのに対価を支払わないことは、法律に違反します。
法律と社内ルール、どちらが上位の効力を持つか。
明らかですよね。
そもそも上司が、決めた時間を超えるほどの業務量を振ったこと。
残業が超過せざるを得ない状況を放置していることが問題なのです。
それを部下にサビ残させて辻褄を合わせようとするのは、無能の極みです。
1つのミスを隠すために、さらに大きな間違い(法律違反)をおかしています。
社内ルールがどうであれ、「残業したので残業代はください」。
そう堂々と主張して、上司が間違いを繰り返さないで済むようにして差し上げましょう。
「残業するな」と言ってくる上司の対処法をこちらの記事で書きました。
ぜひ、読んでみてください。
3.自分のミスによるものだから
たとえ残業の原因が自分のミスでも、残業をつけない理由にはなりません。
自分のミスによって発生した労働であれ、労働は労働。
対価は、当然に支払われるべきです。
そもそもミス・トラブル・遅延、一定の割合で発生するのは明らか。
そうしたマイナスを見込んで、残業時間の上限も人件費の予算を決定されるものです。
そこに見込み違いがあったからといって、従業員がそのツケを払うのはおかしいのです。