残業代がもらえないとき。
もっともカンタンな対処は、残業しないことです。
- 記録できる残業時間に謎の上限がある
- 始業前や昼休み、普通に仕事をさせられる
ありえないんですよね。
貴重な時間、一度しかない人生の一部が不当に奪われています。
私はかつてモンスター社員として、様々なタイミングで強いられるサビ残を回避してきました。
最終的には、朝晩の着替えを除いてサビ残は0に。
残業時間自体、年間10時間まで減らしました。
その過程でたどり着いた結論は、
です。
残業してから残業代をもらおうとしても、相手に払う気がないと厳しいです。
事前に労働力を奪わせないようにする方が、効率的に自分を守れます。
モンスター社員が残業代をもらった方法
新卒で入った最初の職場は、
- 事務所に早く来て
- 準備して
- 現場へ行く
業務が多く、なぜか現場に着いた時間に出社したとする文化(笑)がありました。
つまり、事務所で準備していた時間に対しては残業代を支払わない。
当然はわたしは「おかしい」と思ったので、正確な出社時間を申告しました。
すると上司はさも当然のように、
出社時間、間違ってるから直して
と言ってきました。
こういう言い方になるんですね。
「早出の分は残業代を払えない」とかではなく、なかったことにしてくる。
サビ残を強いるような上司は、息するように嘘つくので注意が必要です。
実際、出社した時間から準備してました。
これが残業にならないのはおかしいのでは?
と言っても、
みんな現地に着いた時間で申告してる。
自分だけ長く申告したら、他のメンバーはどう思う?
と同調圧力をかける言葉や、感情に訴える言葉しか返ってきません。
平行線なので、
早出してもサビ残になるのであれば、今後は早出できません。
他の人がつけていないのがおかしいだけなので。
と、”本気で早出をすっぽかす覚悟”を込めて答えました。
私の瞳に、マジモンの狂気を見ていただけたのでしょう。
自分の考えに固執している。
お前はこの先苦労するくぁwせdrftg
的な呪詛を吐いていましたが、結局は残業申告が通るようになりました。
もしこれでも残業代が支払われないなら、本当に早出を拒否るつもりでした。
業務に支障がでるので、向こうが折れる可能性を見越してはいましたが。
使えるロジックはなんでも使って、自らの権利を守り切る。
誰に迷惑がかかろうと、自らの権利を守り切る。
恥も外聞もなく、自らの権利を守り切る。
これができるかどうかが、モンスター社員か否かを分ける1つのポイントです。
残業代がもらえないなら残業しない
残業代の請求は大変
会社側が支払うつもりがない場合、お金を請求するのは大変です。
(1)証拠集め
(2)残業代の計算
(3)会社との交渉
(4)労働基準監督署への申告
(5)労働審判
(6)労働訴訟
(引用元:未払い残業代を請求するために必要な証拠とは?)
(1)~(2)はなんとかなるとしても、(3)~(6)は小額の未払いだと厳しいです。
労基は小さな事件の場合は後回しにされますし、審判・裁判は弁護士費用がかかります。
自分の時間だってかかります。
100万とか200万とか未払いがない限り、割に合わないでしょう。
残業しないのがベスト
未払い残業代が積み上がってから、請求をする。
というのも手ではあります。
しかし、それではスリにわざわざモノを取らせてから追いかけるのと同じ。
そもそも、お金を払わない人に商品(労働力)を渡す道理はありません。
残業をしなければ、残業代の未払いで損することはないのです。
回収できるか分からない残業を続けるより、残業しないのがベターです。
そうは言っても、残業しないのはカンタンではないですよね。
本来は定時に帰るのが当たり前ですが、色々と障害があります。
- 業務はどうするのか
- 周囲の目がある
- クビになるかも
これらの対策については、この記事だけでは書ききれません。
別の記事をいくつも書いていますので、ぜひ、読んでみてください。
残業しないで、業務はどうするのか?
それが気になる人はこちらの記事を読んでみてください。
残業しないと、周囲に嫌われるのでは?
それが気になる人はこちらの記事を読んでみてください。
残業しないとクビになる?
それが気になる人はこちらの記事を読んでみてください。