こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、積立NISA(つみたてNISA)をやってみた結果報告をします。
2018年9月から2年4ヶ月、毎月33,333円を投資中です。
買っているのは、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のみ。
証券会社は、SBI証券を使っています。
投資結果報告は、だいたい4ヶ月ごとに更新しています。
積立NISAでは、年間40万円まで投資できて税金がかかりません。
この節税メリットはすばらしいのですが、投資結果がマイナスだと意味がありません。
「先に投資してた人はどんな感じかな?」と気になる人は、ぜひ読んでみてください。
自分の場合、わりとプラスで推移しているときが多いですよ。
記事の後半では、
- eMAXIS バランスに20年間投資した場合の予測(最大+1013万円!)
- 積立NISAとは・メリット・デメリット
といった、一般的な解説もしていきます。
積立NISAの結果報告
グラフの前半がガタガタしていますが、ボーナスで入金が増えた月があったためです。
2020年1月あたりは好調でしたが、4月時点ではかなり失速。
その後戻して、まぁまぁプラスといったところです。
2020年12月結果報告
28ヶ月目の結果は、+9.17%。
コロナ後の上げで、93,052円の含み益になりました!
2020年8月結果報告
24ヶ月目の結果は、+1.80%。
4月ごろはマイナスに突入していましたが、回復しています。
2020年3月結果報告
19ヶ月目の結果は、+3.22%。
24,122円の含み益ですが、かなり下がっています。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、3/8を株式に投資しています。
世界的に株安となると、かなり影響が大きいです。
2019年12月結果報告
16ヶ月目の結果は、+8.40%。
54,437円の含み益です!
3ヵ月連続で、プラス圏での推移となっています。
2019年8月結果報告
12ヶ月目の結果は、+2.86%。
17,046円の含み益です!
2019年4月結果報告
8ヶ月目の結果は、+5.02%。
23,258円の含み益です!
2019年2月結果報告
6ヶ月目の結果は、+1.33%。
5,264円の含み益です!
今月は残高不足で、積立できず。
2019年1月結果報告
5ヶ月目の結果は、-2.52%。
9,995円の含み損です。
年末に株が落ちたのが効いています。
2018年12月結果報告
4ヶ月目の結果は、-1.42%。
3,525円の含み損です。
先月より、ごくわずかに上昇です。
2018年11月結果報告
3ヶ月目の結果は、-1.66%。
3,576円の含み損でした。
年間40万の枠をできるだけ使うため、10月は多めに買いました。
その後に下がったのが、効いています。
投資条件
- 購入銘柄:eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 運用期間:2018年9月~2020年12月
- 自動積立額(毎月):33,333円
- 投資額合計:848,330円
eMAXIS Slim バランスについてはページ後半、「eMAXIS Slimとは」に書きました。
積立NISAの結果予測
長期で積立を行った場合に、資産がどのように増えるかシミュレーションしました。
明治安田アセットマネジメントのサイトで、同じシミュレーションができます。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 初期投資額:0万円
- リターン:2.1%
- リスク:7.2%(モーニングスターの標準偏差1年)
- 毎月積立額:3.3万円
- 投資期間:20年
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の、年あたり平均利回りを計算すると約2.1%。
計算方法については、このページの最後に書いています。
平均的な結果で、166万円の利益。
上位30%の結果になれば、262万円の利益。
上位10%の結果になれば、454万円の利益です。
下位15.8%の結果になってしまうと、元本割れとなります。
eMAXIS バランス(8資産均等型)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、まだ18ヶ月しか運用していません。
期間が短いため、リターンやリスクのデータが不正確かもしれません。
eMAXIS バランス(8資産均等型)は、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とほぼ同じファンド。
ちがいはコスト(信託報酬)だけで、買っているものは変わりません。
Slim版も長く運用されれば、同じくらいのパフォーマンスになるはずです。
eMAXIS バランス(8資産均等型)は、2011年から運用中です。
長い期間で得られたデータがあるため、こちらでもシミュレーションしてみます。
- 初期投資額:0万円
- リターン:5.1%
- リスク:8.5%(モーニングスターの標準偏差5年、年率)
- 毎月積立額:3.3万円
- 投資期間:20年
年利回りは5.1%と、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の倍以上です。
Slim版のときは、運用期間が短いので低い計算結果になったようです。
平均的な結果で、521万円の利益。
上位30%の結果になれば、678万円の利益。
上位10%の結果になれば、1,013万円の利益です!
下位1.2%の結果になってしまうと、元本割れになります。
ほとんど元本割れはしない見込みで、かなり手がたいです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とeMAXIS バランス(8資産均等型)は、ほぼ同じファンド。
同じものを買っていますが、Slimの方がコスト(信託報酬)が低いです。
長期的には、Slimのパフォーマンスは上記の結果を超えることが見込めます。
積立NISAとは
投資で得られた利益には、約20%の税金がかかります。
10万円の利益がでたら、2万円は税金になります。
積立NISAの口座で出た利益については、税金がかかりません。
これが、最大のメリットです。
積立NISA口座では、年間40万円まで投資信託が買えます。
この40万円から得られる利益には、20年間税金がかかりません。
2037年までの20年間、毎年40万円まで投資できます。
時期はズレますが、投資信託800万円からの利益に20年間税金がかからないのと同じです。
投資信託800万円が、年間5%の利益を生むとすると、
かなりよい数字ですが、1年で40万円の利益です。
これが20年間続くと、
20年で800万円の利益になります。
税金は約20%ですから、800万円の利益にかかる税金は
です。
積立NISAではこの税金がかからないので、160万円ほどおトクになります。
あくまで参考値ですが、これほどインパクトのあるすごい制度なのです。
次に、積立NISAのその他のメリット・デメリットについてまとめていきます。
積立NISAのメリット
つみたてNISA(積立NISA)には、節税や運用利益のほかにもメリットがあります。
- 時間が取られない
- ドルコスト平均法になる
の2つです。
1.時間が取られない
いちど積立を設定してしまえば、一切時間が取られません。
自動で引き落とされて、自動で買われていきます。
投資のイメージにありがちな、「画面に張り付いて取引」などは一切ないです。
むしろ自分で売買すると、損をする可能性が高いです。
自動なので、売買の判断もしなくてOK。
勉強する時間も取られません。
2.ドルコスト平均法
積立では毎月や毎週、一定の日本円を投資していきます。
これには、「一度に大きな金額を用意しないで済む」以外にもメリットがあります。
最大のメリットは、投資する日本円が一定なので
- 投資信託の価格が高いとき、少なめに買う
- 投資信託の価格が安いとき、多めに買う
ということです。
これにより長期的には、安く投資信託を買えます。
この方法はドルコスト平均法といい、古くからある投資法です。
ドルコスト平均法を生かすために必要なのは、途中でやめないこと。
下がっているとやめたくなりますが、安値での積立があとで大きな利益を生みます。
積立NISAのデメリット
つみたてNISA(積立NISA)のデメリットは、
- 積立資金が必要
- 元本保証ではない
- 損益通算できない
の3つです。
1.積立資金が必要
当然ですが投資なので、資金が必要です。
積立NISAの非課税枠を使いきるなら、月3万円。
それにこだわらないとしても、月1万円は欲しいところです。
まずは、節約を頑張るしかありません。
しかし節約では足りない分のフォローとして、持株会を使う手があります。
奨励金がある会社限定ではありますが、てっとり早く月収を増やせます。

ぜひ、読んでみてください。
2.元本保証ではない
投資なので、預けたお金が減るかもしれません。
長期の投資なので、相場が下がっても上がるまで待ちますが、

相場が下げたまま、何年も上がらない
ことだってありえます。
3.損益通算できない
普通の投資口座で、ある年の結果が、
- 口座Aで50万円の利益
- 口座Bで20万円の損失
だったとします。
このとき、その年の利益は
とみなされます。
税金は利益の30万円に対してのみ、かかります。
損をした分は、税金を減らしてもらえるのです。
これを損益通算といいます。
積立NISA口座では、損益通算ができません。
- 口座Aで50万円の利益
- 口座B(積立NISA口座)で20万円の損失
だったら、利益はそのまま50万円。
50万円に対して、税金がかかってきます。
積立NISAに使う証券会社
わたしはSBI証券を使っていますが、今から始めるなら楽天証券を使いたかったです。
SBIはとりあえず、で選んでしまいました汗
2018年10月28日から、楽天カード決済が使えるようになっています。

引用元:投信積立で楽天カード決済が可能に
- 積立額の1%、ポイントがもらえる
- ポイントを積立に使える
つまり楽天カードで払うだけで、投資の効率が1%上がるということです。
長期投資で、1%の利回りの差は大きいです。
20年後に生まれる結果の差は、10万や20万ではないでしょう。
ポイントも投資できるということは、資金がない人でも始めやすいです。
わずか100円から投資できるので、買い物で貯まったポイントも積立に回せます。
ポイントのみで積立の場合は、損をしてもポイントが減るだけ。
しかも、投資信託を売ったときには現金が入ってきます。
楽天カードを持っている人が積立NISAするなら、楽天証券以外ありえないです。
楽天カードがない人は、積立のためにカードを作るのも全然ありです。
楽天証券の口座は、楽天証券の口座を作るから作れます。
楽天カードがない人は、楽天カードを作るから作りましょう。

わたしは、延滞のせいでクレカが作れません・・・
eMAXIS Slimとは
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)とは、インデックスファンドの1銘柄です。
8資産均等型を買うと、株式、債券、リート(不動産)など、8つの資産を買えます。
各資産は、目標とするインデックスと同じ値動きになるように運用されます。
例えば国内株式なら、東証株価指数(TOPIX)と連動するように運用されます。
分配金はファンド内で再投資されるため、年間40万円の投資枠を使いません。
積立NISAとの相性がよいです。
eMAXIS Slimシリーズは、eMAXISシリーズというファンドの低コストバージョン。
同じ内容の投資を低コストでできるので、Slimの方を買いましょう。
積立NISAまとめ
積立NISAの結果予測
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)と同じ構成の、eMAXIS バランス(8資産均等型)で計算。
- リターン:5.1%
- リスク:8.5%
- 毎月積立額:3.3万円
- 投資期間:20年
上位30%の結果になれば、678万円の利益。
下位1.2%の結果になってしまうと、元本割れ。
積立NISAとは
積立NISA口座では、年間40万円まで投資信託に投資できる。
この40万円から得られる利益には、20年間税金がかからない。
積立NISAのメリット
- 時間がかからない
- ドルコスト平均法で安く買える
- 一度に大きな資金がいらない
積立NISAのデメリット
- 元本保証ではない
- 損益通算できない
積立NISAに使う証券会社
楽天証券。
楽天カードを積立に使うと、
- 積立額の1%、ポイントがもらえる
- ポイントを積立に使える
楽天カードで払うだけで、投資の効率が1%上がる。
長期投資で、1%の利回りの差は大きい。
平均利回りの計算
今回のシミュレーションでは、SBI証券のページのトータルリターンを使用しました。
騰落率を使うよりも、現実的・悲観的なシミュレーションとなっています。
まず、SBI証券のページのトータルリターンですが、
各ファンド個別ページで直近1ヶ月・6ヶ月・1年・3年(年率換算)・5年(年率換算)・設定来のそれぞれのトータルリターンを表示しています(SBI証券より)
「設定来」は、年率に換算されていないようです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の、設定来のトータルリターンは3.13%。
これを年率に換算しました。
このファンドは、設定から18ヶ月経っています。
元本を1とすると、18ヵ月後には1.0313に増えます。
まずは月利回りに換算するため、18乗して1.0313になる数を求めます。
つまり、1.0313の18乗根です。
このサイトで、「実数根のみ」を選んで計算します。
「1.001713696833」という数が得られます。
月利回りは、0.17%くらいということです。
年利回りに直すため、これを12乗します。
約2.07%。
これが年あたりの利回りです。