FXスワップサヤ取りのポジションサイズ計算

アービトラージ スワップ

こんにちは、ひつじ先輩です。今回も引き続きFXでスワップをタダ取りする方法、アービトラージについて。この記事ではポジションサイズの決め方について書いていきます。

レバレッジを最大にすればOK?

サヤ取りの基本は両建てです。同じ通貨の買いポジションと売りポジションを同時に持つため、為替レートの変動によるリスクを無くすことができます。利益は、買いスワップと売りスワップの差額ですので、例えばNZD/JPY10000ドルの1日あたりの買いスワップが70円、売りスワップが50円だとすれば、20円が儲けになります。

先ほどの例で言えば、NZD/JPYを10万ドル持っていれば1日200円。100万ドル持っていれば1日2000円の儲けとなります。つまりレバレッジは高く、ポジションサイズは大きくした方が利益の貯まるスピードは速くなります。しかし、単にレバレッジを最大にしたとしても実際には損をしてしまいます。

理由は、ロスカットまでに耐えられる値幅が狭くなってしまうためです。サヤ取りでは両建てとはいっても1つの口座で両建てをしている訳ではありません。例えばレートが極端に上がった場合は、売りポジション口座の損が大きくなり、資金量によっては強制ロスカットされてしまいます。逆にレートが極端に下がれば買いポジション口座が強制ロスカットされます。

FXでは、ポジションを作成してすぐはスプレッドの分だけ収支がマイナスとなります。サヤ取りでも同じで、ポジション作成時は買い口座、売り口座、それぞれのスプレッド分だけ収支がマイナスからスタートするのです。

加えてポジション作成時、片方のポジションを作ってから他方のポジションを作成するまでにレートが不利に動けばそこでも損失が発生します。これらの損失を毎日貰える利益で相殺し、それが完了して初めて利益を生む状態となります。

よって、1日あたりの利益がいかに大きくなろうと、レバレッジを最大にしてしまったらすぐロスカットされてしまい、損失が残る可能性が高くなるのです。

トレードオフ

この手法では、「1日あたりの利益」と「決済までの時間」との間にトレードオフの関係があります。

レバレッジを上げ、ポジションサイズを大きくすれば、1日あたりの利益は大きくなりますが、決済までの時間は短くなり、取引がマイナスで終わる確率が高くなります。ポジションを作成しなおす度にスプレッド等のコストが発生するため、そのコストが増えます。

レバレッジを下げ、ポジションサイズを小さくすれば、1日あたりの利益は小さくなりますが、決済までの時間は長くなり取引がマイナスで終わる確率は低くなります。ポジションを作成しなおす頻度も少なくなるため、そのコストも減ります。

そこで最適と思われるレバレッジ、つまりポジションサイズを予め計算した上でポジションを作成することが必要になります。

ポジサイズ計算用Excelを作りました

条件を入力することで、適切なポジションサイズ、決済レート、その条件下での年利を算出するExcelを作成しました。以下からダウンロードして使ってください。

エクセルダウンロード

 

以下解説です。

データの入力

まず左に出てくるのがデータ入力用のセルです。番号ごとに説明します。

 

①スワップ

今回使用する通貨1万通貨あたりの1日の買いスワップ、売りスワップの値をそれぞれ入力してください。単位は「円」です。1日あたりのスワップの調べ方は「FXスワップサヤ取り(アービトラージ)の基本」が参考になるかもしれません。

②スプレッド

今回使用する通貨1万通貨あたりのスプレッドを買い口座、売り口座それぞれについて入力してください。単位は「円」です。例えばスプレッドが2Pipsなら200円、0.5Pipsなら50円になります。

③口座合計

それぞれの口座に入金予定の金額を入力してください。単位は「万円」です。とりあえずはサヤ取りに使う予定の金額の半分にしてください。あとで修正します。

④最大損

まず、今回使用する通貨の長期のチャートを見て、レートがどのくらい激しく動くのか、レンジはどのくらいか見極めます。

それから、今回両建てをしたあとロスカットまで「何円」耐えたいのかを左側の欄に入力してください。右側は自動入力されます。

例えば、NZD/JPYを75円で両建てしたとして、上は80円、下は70円までロスカットされないようにする、というシミュレーションをする場合は5と入力してください。

⑤想定持ち直し回数

先ほど決めた④最大損に耐えられるレバレッジで1年間運用した場合、途中何度くらい決済されポジションを持ち直すことになりそうか、予測して左側の欄に記入してください。右側は自動入力されます。

④最大損を小さくした場合はこの値は大きくなり、④最大損を大きくした場合はこの値は小さくなるはずです。

⑥証拠金維持率

各口座の強制ロスカットとなる証拠金維持率をそれぞれ記入してください。単位は「%」です。

⑦証拠金/枚、⑧必要証拠金

今回使用する通貨のそれぞれの口座における1万通貨あたりの証拠金を記入してください。単位は「万円」です。⑧は自動入力されます。

⑨ポジ数

これまで入力した条件から算出された適切なポジション数が表示されます。買い、売りのポジション数に異なる値が表示されている場合、③口座合計の値のバランスを変更して、買い、売りのポジション数が同じになるように調整してください。

 

⑩建玉レート

今回使用する通貨を両建てをするレート、もしくは現在レートを入力してください。

出力されたデータの見方

OCOレート

OCO注文で両建てを決済する際に設定するレートです。裕度なしのギリギリの値になっています。下限は少し上げ、上限は少し下げてご使用ください。

OCOの詳細はこちら。

FXスワップサヤ取り(アービトラージ)のリスク
こんにちは、ひつじ先輩です。今回はFXでスワップをタダ取りする方法、アービトラージのリスクについて書いていきます。

プラテン要日数

前述の、スプレッドによる損失を相殺するのにかかる日数です。

スプレッド和

買い口座、売り口座の全ポジションにかかるスプレッドコストの合計です。

 

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