新電力は安い! 10%下がった実績を電力社員が公開。デメリットも解説

デメリットはある? 旧電力会社社員ですが新電力に変更しました節約

こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では、新電力は本当に安いのか。

去年、新電力に切り替えた旧電力社員の私が検証します。

 

結論、旧電力会社を使っている人なら、今より安い新電力がまず見つかるでしょう。

 

我が家の場合、10%もコストダウンしました。

金額にして、すでに2万円近い節約になっています。

 

  • 変更するだけで、電気代が下がる
  • 手続きはネットだけで完結
  • 電気の質はこれまでと同じ

こう言われると、何かワナがあるのではと思いますが、マジでありません。

 

新電力が安い理由や、デメリットも書いていきます。

新電力は安いのか

我が家は、実家で3人暮らし(両親と自分)なので使用量は多めです。

2018年2019年増減
3月13,604円(520kWh)18,480円(766kWh)4,876円
4月16,121円(613kWh)17,753円(741kWh)1,632円
5月17,009円(639kWh)18,151円(765kWh)1,142円
6月18,013円(676kWh)12,995円(541kWh)-5,018円
7月28,680円(1,082kWh)14,140円(590kWh)-14,540円
8月27,536円(1,037kWh)19,661円(831kWh)-7,875円
9月20,900円(781kWh)21,687円(920kWh)787円
10月16,977円(628kWh)18,096円(767kWh)1,119円
8ヶ月計158,840円(5,976kWh)140,963円(5,921kWh)-17,877円

 

合計で見ると、電気使用量はあまり変わっていません。

しかし、8ヶ月分だけでも17,877円節約できました。

 

ちなみに、1kWhあたりの価格も比べてみます。

1kWhあたりの価格=電気料金(円)÷電気使用量(kWh)

です。

 

2018年分は、

158,840円÷5,976kWh=26.6

 

2019年分は、

140,963円÷5,921kWh=23.8

 

2019年の方が、10%以上安く電気を使えているのが分かります。

 

新電力が安い理由

新電力は怪しい?

 

新電力の方が安い理由は、

  1. 旧電力の高コスト体質
  2. 設備投資の規模の違い
  3. 発電以外の電源

の3つです。

 

1.旧電力は高コスト

わたしは旧電力会社で働いていますが、高コスト体質なのは間違いないです。

 

長く地域の電気事業を独占してきたため、競争にさらされた経験がありません。

なので、コストを下げて電気料金を下げることは社内で重視されません。

 

たとえば何かの工事をするとして、望まれるのは「前回と同じ」工事です。

仮に前回よりローコストでやったところで、下っ端にも上司にも何も恩恵はありません。

 

むしろ、

  • 変更によるリスクはないのか
  • どうして安くなったのか

といった説明の必要が生じて、仕事が増えます。

コストを下げて電気代を下げよう、などと考える社員はいなくなります。

 

何十年もかけて出来上がった組織の体質は、新電力にユーザを奪われたところで変わりません。

旧電力会社の電気料金が新電力よりも安くなることは、向こう10年はないでしょう。

 

2.小規模な設備投資

新電力の方が設備投資が小さいため、電気代が安くできます。

ターゲット層を絞って電力を供給することによって、小規模な設備で運営できるようになっています。また、管理する範囲が狭いので人件費も安く済みます。
(引用元:電力自由化でどうして電気代が安くなるの?)

 

旧来の電力会社は、担当エリアすべての電源を担うため大規模な設備投資を行ってきました。

社員の収入は平均から見ると高収入で、人件費も多くかかっています。

 

そのコストがユーザに転嫁されているため、高いのです。

 

3.発電以外の電源

新電力は自社で発電をするだけでなく、色々な手段で電源を確保しています。

 

旧電力会社が力を入れていない方法でも、電源を確保しています。

単に発電所を建てて発電するモデルよりも、ローコストになるケースも多いでしょう。

 

新電力のデメリット

新電力のデメリット

  1. 高くなることもある
  2. 違約金がある
  3. 検針票がない
  4. 支払い方法が減る

の4つです。

 

正直、1の「高くなることもある」以外は大したことないです。

きちんと電力会社を比較した上で変更すれば、回避できます。

 

1.高くなることもある

新電力会社のメリットは、電気料金が安くなることです。

 

しかし地域や使用電力量によって、自分に合う会社は変わってきます。

場合によっては、今の電力会社が一番安いこともあるのです。

 

どの新電力会社が自分に合いそうか、事前にシミュレーションしましょう。

 

比較サイトや、それぞれの新電力会社サイトのシミュレータを使います。

くわしくは記事の後半、「電力会社を変更する」で書きます。

 

また、ライフスタイルが変わるケースもあります。

自分に合った電力会社を選んでも、使う電力量が変われば合う新電力も変わります。

 

家族構成が変わるなど、使う電力量が大きく変わる予定があるなら、変更は待つべきです。

 

2.違約金がある

たとえばケータイ。

解約月以外だと、違約金がかかりますよね。

 

それと同じで新電力会社にも、解約に違約金を設けているところがあります。

 

もっともシビアなところは、Chukai電力のようです。

最低利用期間は利用開始月から 3 年間となります。最低利用期間内に解約された場合は、
違約金として 15,000 円(不課税)を届出口座より引落させていただきます。(引用元)

ひつじ
ひつじ

違約金、15,000円也・・・!

新電力会社に切り替える前に、違約金の有無について確認しておきましょう。

 

やっぱり、もう一度電力会社を変えたい

と思ったときに、お金を取られてしまうかもしれません。

 

しかし、違約金を設定していない新電力も多いですし、あっても千円~二千円がほとんど。

そのくらいであれば、1年くらい安く電気を使えれば元が取れるでしょう。

 

3.検針票がない

今は、「使用電力量のお知らせ」といった紙を受け取っていることが多いかと思います。

使った電気の量や金額を確認するものですが、新電力では基本的にもらえません。

 

ネットで新電力会社の「マイページ」にログインして、確認することになります。

 

デメリットとして書きましたが、むしろネットで見るほうが便利です。

時間帯・日・週・月ごとのデータをグラフで見たりできます。

ひつじ
ひつじ

昨日より節電できてます!

 

どうしても紙で欲しい場合は、2パターンあるようです。

  1. PDFファイルを自分で印刷
  2. 100~200円で有料で発行

「自分で印刷」は、コンビニで10円で出来ます。

 

「有料で発行」の場合は、高いと200円。

これは、電気代を月1万だとすると、2%の値上がりです。

 

4.支払い方法が減る

旧来の電力会社に比べ、支払い方法が制限されることがあります。

  • 口座振替
  • コンビニ支払い

ができないことがあります。

使いたい新電力会社で、希望の支払い方法が選べるかチェックしましょう。

 

クレジットカード払いなら、対応していない新電力はないでしょう。

 

個人的には、ポイントを貯められるクレカ払いがおすすめです。

電気代が月1万円でカードの還元率が1%なら、年間1,200円の節約です。

 

デメリットでないこと

新電力会社に変更すると、

  1. 電力の質が落ちる
  2. 停電しやすい

と思われがちです。

 

これらは両方まちがいなので、その話を書きます。

 

1.電力の質は落ちない

質は変わりません。

今まで使ってきた家電は使えますし、壊れません。

 

これは、電気を送ってくるのが旧来の電力会社だからです。

電気を送る・電気を届ける仕事は、引きつづき地域の電力会社が行います。

 

新しい電線が引かれることなどなく、今までどおりの電線で電気は来ます。

送られてくるルートが同じで、電力の質も同じになります。

 

2.別に停電はしない

新電力会社に切り替えたことで、停電しやすくなることはありません。

 

理由はさっきと同じ。

電力はこれまでどおり、旧電力会社から送られてくるからです。

 

「新電力が必要な電力を用意できなくても、旧電力会社がそれを補う」

というルールになっています。

 

エリア全体での電力が不足すれば、停電します。

でもそれは、新電力会社ユーザも旧電力会社ユーザも同じです。

 

新電力会社ユーザだからといって、復旧が遅れることもありません。

電気を送るためのお金を、新電力を通じて旧電力会社に支払っているためです。

 

さらに、新電力がつぶれてしまったとしても、旧電力会社が電気を送ってくれます。

新たな供給元が見つかるまでの間は、各地域の電力会社(東京電力、関西電力等)から供給を受けることになります。(引用元:経済産業省 資源エネルギー庁

電力会社を安心して変更できるよう、これもルールとして定められています。

 

電力会社を変更する

電力会社を変更する

電力会社を切り替えようにも、どんな会社があるか普通は分かりません。

 

わたしはまず、比較サイトで「変更でいくら節約になるか」試算しました。

 

使用電力量を入力すると、マッチした新電力会社を教えてくれます。

1ヶ月分の使用電力量でも計算できますが、過去12ヶ月分入れると、より正確です。

 

使用量のデータの他に

  • 供給(受電)地点特定番号
  • お客様番号

なども、入力が必要になる場合があります。

これは「使用電力量のお知らせ」、あるいは今の電力会社のマイページで確認できるはずです。

 

2つ以上のサイトで比較すると、

おすすめの電力会社が食い違っている

という結果になるかもしれません。

 

一致しなかったら、それぞれの新電力会社個別のサイトを見てみましょう。

料金シミュレータがあるはずなので、そちらでも計算。

 

より、安くなる方に変更しましょう。

 

旧電力会社→新電力

新電力は安い?

3人暮らしの我が家では、10%ほど電気代の節約になりそう。

1kWhあたりの価格は、26.6円/1kWhから23.8円/1kWhに落ちた。

 

新電力が安い理由

新電力の方が安い理由は、

  1. 旧電力の高コスト体質
  2. 設備投資の規模の違い
  3. 発電以外の電源

の3つ。

 

旧電力会社には、コストダウンを重視する文化がない。

また新電力は設備投資の規模が小さく済むほか、電源調達元が多いため低価格。

 

新電力のデメリット

  1. 高くなることもある
  2. 違約金がある
  3. 検針票がない
  4. 支払い方法が減る

 

デメリットでないこと

新電力に変更すると、

  1. 電力の質が落ちる
  2. 停電しやすい

と思われがちだが、まちがっている。

 

電気を送り届けるのは、引きつづき地域の電力会社。

電気の質・停電の回数は、新電力に変更しても変わらない。

 

電力会社を変更する

まず比較サイトで、自分に合った新電力会社を探す。

 

比較サイトの結果が食い違うなら、それぞれの新電力会社のサイトを見てみる。

そこの料金シミュレータでも計算してみて、一番安いところに変更する。

 

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