スワップポイントが毎日変動する理由。為替レートだけじゃないです

スワップポイント

こんにちは、ひつじ先輩です。

この記事では、スワップポイントが毎日変動する理由と決まり方を書きます。

 

最悪、

ひつじ
ひつじ

だいたいは政策金利で決まる。細かい部分はノリかな!

くらいの知識でも、スワップ投資はできます。

しかし、イマイチ分かってないのはちょっと不安です。

 

そこで今回は、スワップポイントの変動理由・決まり方をまとめました。

実際のスワップポイント推移と比べ、計算値がどのくらい正しいかの確認も行っています。

 

ぜひ、読んでみてください。

スワップポイントの変動

スワップポイントは、毎日変動します。

 

それはスワップポイントが

  1. 通貨の政策金利
  2. 為替レート

によって決まっているからです。

 

政策金利はたまにしか変動しませんが、為替レートは毎日変動します。

なので、スワップポイントが毎日変動するのです。

 

スワップポイントの計算式は、

スワップポイント=10,000通貨×政策金利÷365日×為替レート

①政策金利、②為替レートが変数になっています。

 

たとえば政策金利が2%、為替レートが100円の通貨なら、

スワップポイント=10,000通貨×2%÷365日×100

1万通貨持っていると、1日あたり約54.8円のスワップポイントです。

 

1万通貨持っていたとき1日あたりにもらえるスワップポイント(円)は、FX業者のスワップカレンダーでよく表示されている数値

 

①政策金利による変動

スワップポイント=10,000通貨×政策金利÷365日×為替レート

政策金利は、国の中央銀行が一般の銀行にお金を貸し出すときの金利。

その通貨につく金利は、これを元に決められます。

 

スワップポイントも、買った通貨の国の政策金利によって変動。

  • 政策金利が上がる=スワップポイントも上がる
  • 政策金利が下がる=スワップポイントも下がる

という関係があります。

 

通貨の政策金利が1%から2%になれば、スワップポイントは2倍。

通貨の政策金利が1%から0.5%になれば、スワップポイントは半分です。

 

政策金利は丸1年変わらないときもありますし、毎月変わる時期もあります。

各国の政策金利については、外為どっとこむの一覧をブックマークしておくと便利です。

 

スワップポイントは、外貨と日本円の金利差を補うもの。本来、上記式の「政策金利」は「政策金利の差」とすべき。日本の政策金利は長く≒0%のため今回は無視した

 

②為替レートによる変動

スワップポイント=10,000通貨×政策金利÷365日×為替レート

為替レートによっても、スワップポイントは変動します。

 

為替レートが100円から125円になれば、スワップポイントは25%増えます。

100円から75円になれば、スワップポイントは25%減ります。

 

為替が25%動くよりも、政策金利が1%から±0.25ポイント動くほうが多いです。

つまり、政策金利の方がスワップポイントへの影響が大きいです。

 

スワップポイントの推移

スワップポイント推移がこれまで書いてきた計算式で本当に説明できるか、確認します。

 

スワップポイント推移(ドル円)

スワップポイント推移ドル円

ドル円1万通貨、1日あたりのスワップポイントとレートとの推移を、グラフにしました。

 

オレンジ線はスワップポイントの推移、青線は為替レートの推移。

期間は、2017年8月~2019年7月までの24ヶ月です。

スワップポイント実績はクリック証券の値、為替レートはこちらの方法で取得。

 

最初と最後を比べると、

2017年8月2019年7月変動倍率
米国政策金利1.25%2.25%1.80倍
ドル円レート109.77円108.26円0.99倍
スワップポイント(計算値※)37.6円66.7円1.77倍
スワップポイント(実績値)41円71円1.73倍

となります。

※1万通貨の1日あたりスワップポイント=10,000×政策金利÷365×為替レート にて計算

 

少しのズレはあるものの、スワップポイントが政策金利にともなって変動したのが分かります。

少しのズレについては後述

 

スワップポイント推移(NZ円)

スワップポイント推移ニュージーランドドル円

ニュージーランドドル円1万通貨、1日あたりのスワップポイントと為替レートの推移です。

 

オレンジ線はスワップポイントの推移、青線は為替レートの推移。

期間は、2017年8月~2019年7月までの24ヶ月です。

 

最初と最後を比べると、

2017年8月2019年7月変動倍率
NZ政策金利1.75%1.50%0.86倍
NZD円レート80.13円72.30円0.90倍
スワップポイント(計算値)38.4円29.7円0.77倍
スワップポイント(実績値)42円24円0.57倍

となります。

 

政策金利も、為替レートも下がりました。

しかし、計算された変動倍率0.77倍より、スワップポイント実績の倍率は大きく下がりました。

 

これは、2019年7月のスワップポイント実績が計算値より5円以上低いためです。

このズレは、スワップポイントのもう一つの変動要因です。

 

もう1つの変動理由

もう1つの変動理由

計算値と実績値のズレの正体は、FX業者による補正です。

 

スワップポイントは計算できますが、FX業者はスワップポイントを自由に決められます。

これまで政策金利と為替レートから計算してきたスワップポイントは、あくまで参考値なのです。

 

FX業者がスワップポイントを計算値より高くすると、利益が減りますがユーザが増えます。

スワップポイントを計算値より低くすると、利益が増えますがユーザが減ります。

 

FX業者は、他の業者との競争などを考えながらスワップポイントに補正を加えています。

 

スワップポイントの決まり方

これまでを踏まえて、あらためてスワップポイントの計算式を書くと、

スワップポイント=10,000通貨×政策金利÷365日×為替レート±FX業者補正
(1万通貨、1日あたりの値)

となります。

 

変数は3つで、

  1. 政策金利
  2. 為替レート
  3. FX業者補正

3番目の値は不明です。

つまり、FX業者の提示スワップポイントは、計算のみでは正確に説明できません。

 

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