こんにちは、ひつじ先輩です。
社会人の私がまったく勉強しない理由。
勉強しないとどうなるかについても書きます。
リラックマのアニメの広告が広告批判ですごく良かった。 pic.twitter.com/19jkhfVPrR
— 荒井杏五郎岳 (@arian_dw) May 6, 2019
「頑張れ」ばかりの車内広告への、こんな風刺が話題になりました。
日本社会は、「何かを頑張れ」というメッセージにあふれています。
「頑張れ」というメッセージの中に、
社会人は勉強するべし!
というのもあります。
でも、
プライベートでは一切勉強したくない!
という人も、多いのではないでしょうか。
でも勉強しないと何かデメリットがありそうで、不安ですよね。
わたしも、新入社員のころに「もう勉強したくない」と「勉強しない不安」を感じました。
まず勉強しないことを選んだ結果、どうなったか。
次に、勉強しないことを選んだ理由を書いていきます。
勉強しないとどうなる?
社会人の勉強といっても色々ありますが、私はそのうち
- 仕事内容を学ぶ
- 資格を取る
の2種類をやっていません。
わたしの場合、仕事内容については最低限。
プラスアルファは覚える気なしで、60点を目指しました。
資格の勉強は、プライベートの時間にやる前提なので一切していません。
会社では「電験」という資格試験をなかば強制されますが、受けたこともありません。
費用は自費だし、給料もでないので
それを7年つづけたら、こんなデメリットがありました。
- 仕事が分からない
- 転職できない
1.仕事が分からない
シンプルに、仕事が分かりません。
まわりの言っている言葉も、一部しか理解できないです。
書類の作成・チェックができませんし、現場で何が起きているのか分かりません。
仕事内容については最低限を目指しましたが、最低限も満たせませんでした。
学校のテストだって100点を狙って、80点しかとれないものです。
60点を狙ったら40点しか取れないのは、自然な結果でした。
2.転職できない
わたしは電力会社で働いていますが、仕事は社内ルールがすべてです。
他社で役立つことは、ほとんど身につきません。
社内ルール通り書類を作るスキルも、川からゴミを引き上げる経験も、他社では無価値。
そこで、理系は資格を強みとして転職することになります。
転職で年収が上がった人は、皮肉にも会社が奨励している「電験」取得者が大半です。
わたしは資格試験を一度も受けないまま、30才を超えました。
転職市場での価値は、かなり低くなっています。
わたしにとって、転職は選択肢ではなくなりました。
社会人が勉強しない理由
わたしが勉強しない理由です。
別に、社会人でも勉強しないでいい人はたくさんいます。
むしろ、ほとんどの社会人は勉強していません。
総務省の調査によれば、平均的な社会人の1日あたりの勉強・自己啓発の時間はわずか6分。
1日6分だけ勉強する人は、あまりいないでしょう。
ほとんどの人は勉強時間0で、一部の人が1日数時間。
そうしたサンプルを平均した結果、6分という数字になっていると考えられます。
真面目なあの人もやる気満々のあの人も、たいてい全く勉強していません。
「みんな勉強しているだろうから、自分も勉強しなければ」と焦る必要はまったくないのです。
具体的には、以下に当てはまる人は無理して勉強する必要はありません。
- 昇給・出世がいらない
- クビの心配がない
- 転職する気がない
- プライドがない
1.昇給・出世がいらない
昇給や出世がいらないのであれば、プライベートを犠牲にして勉強する必要は一切ありません。
そもそも、実力と給料が無関係な会社も多いです。
古い日本型の大企業であれば、かなり年功序列。
わたしはまったく勉強していませんが、これまでのところ給与で周りと差はついていません。
会社はもちろん勉強を求めてくるでしょうが、無視してOK。
わたしは資格を受験すらしていませんが、「取得を目指すふりをする」あたりが現実的でしょう。
受験費用がもったいないけど・・・
2.クビの心配がない
「45才以上を対象としたリストラ」といった文字を、ニュースで見かけます。
でもこうした「リストラ」、募集されているだけです。
応募しなければ、残れます。
さらに、退職勧奨※されたとしても、はっきり断ればOK。
何度も呼び出し執拗に繰り返す『過度な退職勧奨は不法行為として損害賠償の対象』になります。(引用元:退職勧奨とは|会社が退職を勧める退職勧奨の手口と対処法)
退職勧奨よりも、さらに強いのがクビ(解雇)です。
しかしこれは、会社にとってはあまり現実的ではありません。
裁判所が正当な解雇と認める条件には、以下のようなものがあるそうです。
- 著しく成績が不良であること
- 評価が公正なものであること
- 改善の見込みが乏しいこと、改善の機会を与えてもダメだったこと
- 労働者の能力不足が原因で、業務に支障が生じていること
(引用元:能力不足を理由にした解雇)
上記の根拠をそろえることは、カンタンではありません。
まともな企業なら、「辞めたくない」とはっきり言えば残れるのです。
居づらくはなるかも
会社員がカンタンにはクビにならない話は、こちらの記事で書きました。
ぜひ、読んでみてください。
3.転職する気がない
勉強して、資格・スキルを身につけることは転職を有利にします。
しかし転職する気がないなら、勉強なんて一切しなくていいです。
わたしの場合は、電力会社にすでに7年もいます。
となると転職で入りやすいのは、電気に関係する仕事。
結局、似たような仕事をすることになるのです。
わざわざエネルギーを使って転職する理由は、ありません。
4.プライドがない
勉強しないと、周囲との実力に差がつきます。
そして、その差は年々大きくなります。
プライドがあると、傷つくかもしれません。
わたしも劣等感で居づらかったことがありますが、乗り越えました。
- お金以外を仕事に求めない
- ノイズを気にしない
ように、考え方を変えるのが対処になります。
仕事ができるようになるのも、考え方を変えるのも、むずかしいです。
でもどちらかというと、考え方を変えるほうがラクですよ。
「気にしない」生き方については、こちらの記事で書きました。
ぜひ、読んでみてください。
勉強するべき社会人
逆に、勉強するべきなのはどんな場合かを書いていきます。
- 昇給・出世したい
- クビの心配がある
- セミリタイア・起業したい
ほとんど、これまでの逆になります。
1.昇給・出世したい
能力が、昇給・出世にちゃんと効いてくる企業もあります。
そうでなくても、昇給・出世したいなら勉強すべきです。
資格や能力さえあれば、ちゃんと昇給する企業への転職もありえるからです。
人より昇給したいならプライベートだろうが、関係なく時間を投入すべきでしょう。
業務外に勉強する人が多い日本の現状は、全員がドーピングしているオリンピックのようなもの。
理不尽ですが、勝ちたいならやるしかありません。
2.クビの心配がある
「クビにする」のは企業にとって、現状ハードルが高いです。
クビになるパターンとしては、
①ブラック企業
②終身雇用の崩壊
の2つが考えられます。
①ブラック企業
企業が社員をクビにできないのは、法律によるものです。
ブラック企業なら、法律を無視してクビにしてくるでしょう。
法律を無視してきたら、しっかり証拠を集めて裁判すればOK。
勝てばお金をもらえますが、結果的には辞めることになるかもしれません。
②終身雇用の崩壊
トヨタの社長が
終身雇用を守っていくというのは難しい局面
と言ったニュースは記憶に新しいです。
法律自体が変わってしまえば、できない人がすぐクビになる未来もあるかもしれません。
終身雇用の崩壊はいつになるかは分かりませんが、心配なら勉強は自己防衛になります。
優秀な社員でいればクビになりにくく、クビになっても転職できるでしょう。
3.セミリタイアしたい
セミリタイア・起業を目指して努力をすることも、広い意味では勉強です。
個人で稼げるようになれば、
- 興味ない勉強はしなくてOK
- 終身雇用が崩壊してもOK
- 働く時間・相手を自由に選んでOK
です。
わたしのゴールは、完全にこっちです。
人生は一度なので、最良の結果を目指します。
セミリタイアのためにこれまで勉強したことは、こちらの記事でまとめています。
ぜひ、読んでみてください。
勉強時間を増やす
社会人が勉強したいと思ったときに、問題になるのが時間です。
時間がなければ、何もできません。
最初に削るべきなのは、残業時間です。
定時から定時でも、1日のほとんどの時間が奪われてしまいます。
その上残業までしては、勉強時間など作れるはずがありません。
わたしが『年間』残業時間を10時間以下にした方法について、こちらの記事で書きました。
ぜひ、読んでみてください。
勉強しない人の本音
まとめます。
勉強しないとどうなる?
- 仕事が分からない
- 転職できない
というデメリットがある。
勉強せずに最低限の仕事を目指しても、最低限すら満たせない。
資格もないので、転職という選択肢も消える。
社会人が勉強しない理由
わたしが勉強しない理由。
- 昇給・出世がいらない
- クビの心配がない
- 転職する気がない
- プライドがない
当てはまる人は、無理に勉強する必要は一切ない。