こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、節約で削るべき固定費について書きます。
節約するには何からやったらいい?
と思ったら、固定費から手をつけるべきです。
固定費は一度減らすと、つづけて努力しなくてOK。
1回やるだけでずっと、手元に残るお金が増えます。
ぜひ、読んでみてください。
節約 何から削る?
節約しようと思ったら、まず固定費から削るのをおすすめします。
固定費とは、毎月や一年ごとなど、定期的に一定の金額出ていくお金です。
- 電気代
- 通信費
- 家賃
などです。
固定費の節約は、最初に一度だけ頑張れば、努力がいらないです。
半ば自動的に、節約がつづけられるのです。
たとえば、電力会社を安いところに変えます。
最初に申し込む手間はありますが、その後は何もしなくていいです。
その後、5年・10年。
節約のやる気がなくなっても、何もせずとも電気代は安いままです。
節約しよう!という想いは、長く続くとは限りません。
だからまず、やる気がでたときに固定費を削ります。
早くやったほうが節約している期間も長くなり、効果が大きくなりますよ。
固定費から削る
誰だって、メンドウなのはイヤですよね。
なので、削ることができる固定費をカンタンな順で書いてみました。
- 電気代
- 税金
- カード
- 保険料
- スマホ代
- 通信費
- 利息
- 車関係
- 家賃
以上のような項目から削っていきましょう。
たくさんありますが、基本的に1回頑張ればあとは放置でOK。
ラクそうに感じられるものだけでも、やってみてください。
①電気代
電気代を削るといっても「電気をこまめに消す」といった話ではありません。
電力が自由化され、電力会社も選べるようになりました。
安い電力会社に変えるだけで、電気代は下がります。
やることとしては、
- 比較サイトで各電力会社の電気代を比べる
- 自分が、一番安くなる会社にWebで申し込み
だけです。
わたしも最近、電力会社を乗りかえしました。
年間、25,623円の節約になる見込みです。
しかも、「電気を送る」という部分は旧来の電力会社がやってくれます。
電力会社を乗りかえしても、電気の質・停電の起こりやすさなどは変わらないということです。
特に手数料もかかりませんし、契約の違約金なども発生しない会社がほとんどです。 ※
新電力のデメリットや電力会社の変更の仕方については、記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。
②税金
かなりメジャーになってきたのが、ふるさと納税です。
全員におすすめ、というよりやってない人は損をしている状態です。
ふるさと納税では、自治体へ寄付するとお礼の品がもらえます。
寄付した金額から2,000円を引いた分だけ、税金が安く※なります。
2,000円でお礼の品をもらえるということです。
ワンストップ特例制度により、確定申告なしでもできるようになりました。
やり方は、
- 控除の上限額をシミュレーション
- 欲しいお礼の品を選んで、寄付金を支払う
- ワンストップ特例制度の書類を送る
です。
順に書いていきます。
これは完全放置はできず、毎年やらないといけない節約ですが、効果は大きいです。
1.控除の上限額
払うはずだった税金が減る仕組みなので、所得によって寄付できる金額が異なります。
この金額を超えた寄付は控除しようがないので、純粋な寄付になってしまいます。
控除される金額の目安としては、この表のようになります。
自分の年収 | 独身・共働き | 夫婦 ※ |
300万円 | 27,000円 | 18,000円 |
400万円 | 41,000円 | 32,000円 |
500万円 | 60,000円 | 47,000円 |
600万円 | 76,000円 | 67,000円 |
700万円 | 107,000円 | 84,000円 |
※パートナーに収入がなく、あなたが配偶者控除を受けている場合。
さとふる の「控除額シミュレーション」で、もっと正確に計算できます。
2.お礼の品を選ぶ
さとふるの最新ランキング を見ると、肉・魚介などうまそうなモノが並んでいます。
しかし、ここで何でも好きなものを買っていては節約になりません。
安く、いい肉が手に入るだけです。
普段から買っているものを選べば、使うはずだったお金を節約できます。
わたしはもともと、毎日ペットボトルの水を買っていました。
そこでふるさと納税では、大量の水をもらって水代を削っています。
例えば、「大山山麓の天然水「結(ゆいのみず)」48本セット」を選んだとします。
これを5万円分もらったとしたら、
もらえます。
実質の負担は、2,000円です。
1本あたりの値段は、
なんと1本が、10円以下で買えてしまうことになります。
100円で水のペットボトルを買った場合との差額は、90円以上。
240本あるので、
実質負担額の2,000円を考えても、2万円ほど節約になります。
お礼の品はゼイタク品ではなく、日常的に買うものにしましょう。
3.書類を送る
確定申告をしない人の場合は、「ワンストップ特例制度」を使います。
制度を利用するといっても、書類を送るだけです。
- 寄付金税額控除に係る申告特例申請書
- 本人確認書類のコピー
これらの書類を、寄付した相手の自治体に送ります。
申請書は、さとふる のマイページからダウンロードできますよ。
詳しくは「ワンストップ特例制度とは?」が分かりやすいです。
③カード
色々な支払いを、高還元率のクレジットカードにまとめましょう。
お金を使うごとに、ポイントがつきます。
切り替えさえしてしまえば、あとは無意識に節約できます。
有名どころで高還元率(1%)のカードと言えば、楽天カードがありますね。
入会だけで7,000ポイントもらえますし、楽天市場ならポイント3倍で買い物できます。
還元率が1%もあれば、出費が少ない人でも年間数千円の差に。
多い人なら、万単位の差になります。
でも、そんな人は出費を削るべきかも
「買わない」という節約については、記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。
④保険料
一番の節約は、やめてしまうこと。
どんな保険が必要かは人による部分が大きいですが、生命保険は不要かもしれません。
まず独身なら、自分がいなくなったあと誰かの生活を支える必要はないはず。
自分は、自動車保険・医療保険だけ入っています。
独身じゃなかったとしても、年金制度には入っていますよね。
国民年金だけで、子供が1人いれば年間100万円、残された家族は受け取れます。
会社員で厚生年金にも入っていれば、さらに何十万か上乗せされます。
手厚すぎる保障をかけていないか、生命保険に限らず確認しておきましょう。
⑤スマホ代
スマホ代も減らしましょう。
少し通信速度が遅くなるかもしれませんが、節約するなら格安SIMです。
- 月3GB使う
- SMS機能を使う
- 通話機能なし(データSIM)
- 今あるスマホを使う
条件で、調べてみました。
最も安そうな3社はこちら。
J:COM MOBILE | マイネオ | エキサイトモバイル | |
3GBの利用料 | 900円 | 900円 ※1 | 900円 |
SMS機能 ※2 ※3 | 0円 | 0~180円 ※4 | 140円 |
合計 | 900円 | 1,020円 | 1,040円 |
ドコモ端末OK | ○ | ○ | ○ |
ドコモ以外OK | △ | ○ | △ |
対応端末リスト | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
※1:ソフトバンク回線を使う場合、990円
※2:アプリの本人確認などで必要な機能
※3:SMSを送信した分だけ追加で払う。1通3円~。
※4:au回線:無料、docomo回線:120円、softbank回線:180円
スマホに月8,000円払っていた人が、月1,000円しかかからなくなれば、7,000円の節約。
新規の登録手数料に3,000円かかるとして、
なので、81,000円削ることができます。
JCOM MOBILE
一番安いのはJ:COM MOBILE 。
900円で、LINEなどの登録に必要なSMS機能がついてきます。
SMSを送信を使えばお金がかかりますが、1通3円~。
そもそも受信さえできればアプリの本人確認はできるため、送信は使わないはずです。
加えて
- 余ったパケットの翌月繰り越し
- 足りないパケットの購入(100MBで200円)
などのベーシックな機能も、ちゃんと付いています。
J:COM MOBILE は、今持っている端末がドコモの端末なら、そのまま使えます。
AU・Softbank端末の場合は、SIMロック解除が必要です。
この場合、端末本来の実力が出し切れない可能性があります。
J:COM MOBILEは、ドコモ回線を利用しているからです。
マイネオ
マイネオは、今回比べた中では2番目に安いです。(ドコモ回線の場合)
マイネオがすごいのは、
- Aプラン・・・AU回線
- Dプラン・・・Docomo回線
- Sプラン・・・Softbank回線
の3種類があること。
つまり、今持っているスマホをそのまま使える可能性が高いです。
端末を買わずに済むのは、かなりの節約になります。
プリペイドパックを使えば、自分のスマホでmineoの回線を試せます。
それぞれ、220円(税込)です。
契約する前に使用感を確認できるので、
契約したら低速すぎた
ということを避けられます。
残念ながら、ソフトバンク回線のプリペイドパックはないようです。
マイネオは
- 大手3社のプランに対応
- お試しもできる
ということで、特にAU・Docomo端末を持っている人におすすめです。
エキサイトモバイル
定額3GBという条件での比較では、エキサイトモバイル は3番目に安かったです。
しかし月によって通信量が変わる人は、エキサイトモバイル の「最適料金プラン」が一番安いでしょう。
最適料金プランは、従量制に近いです。
~500MB | 630円 |
~1GB | 660円 |
~2GB | 770円 |
~3GB | 880円 |
~4GB | 1,150円 |
~5GB | 1,450円 |
といった料金設定です。
例えば1.5GBしか使わない月があったら、その月は770円で済むということです。
エキサイトモバイルは基本、ドコモの端末にのみ対応しています。
今持っている端末がドコモの端末なら、そのまま使えます。
AU・Softbank端末でも使えることもありますが、電波の周波数が一致しません。
端末本来の実力は、制限されてしまう可能性があります。
⑥通信費
PC用の回線も、節約できます。
- モバイルWifiを使う
- 携帯回線とセットに
順に書きます。
1.モバイルWifiを使う
最高のネット環境まではいらないけど、そこそこ強いネットが欲しい場合。
モバイルWifiなら、動画も大丈夫。
外でも使える分、ノートPCを外で使う人なら家の固定回線より便利です。
モバイルWifiを常に持てるなら、スマホは契約をせずにWifi通信だけする荒業もあります。
2.携帯回線とセットに
- 家で動画をガンガン観る
- 最高速度で読み込みたい
という場合です。
携帯回線、家の固定回線をセットにすると安くできます。
たとえば、ドコモ光 とドコモのスマホ契約を組み合わせると、安くできます。
家族全員ドコモ、という場合には節約額は大きくなります。
維持費も安くなりますが、大きいのは契約時の割引です。
dポイントが15,000ポイントもらえたりします。
携帯回線とセットにするとき気をつけたいのは、片方を解約すると割引が消えること。
同時に解約しようにも、契約の切れ目はほとんどの場合ずれてしまいます。
例えば、
「スマホを解約して割引がないのに、ネットの解約は待たないといけない。」
といった可能性があります。
⑦利息
固定費と言えるかどうかは微妙ですが、借金がある人は定期的に支払いがあります。
- 奨学金
- 住宅ローン
- クレカのリボ払い
あたりは、借金です。
100万円借りたとしても、最終的に返すお金は利息が足されて100万円以上。
わたしもまとまったお金が手に入ったとき、奨学金を一括返済しました。
500万ほどを20年で返す予定だったので、節約できた金額は10万どころではなかったはず。
利息は時間が経つほど損をするので、少しでも貯金があるなら繰り上げ返済も節約になります。
⑧車関係
車は高いです。
- ガソリン代
- 駐車場代
- 自動車税
- 自動車保険
- 車検
人によって大きく変わりますが、各項目で年に数万円はかかるでしょう。
車を持たなければすべて0円にできるので、持たないのが理想です。
とはいえ、通勤や子供の送り迎えといった事情で、持つしかない人も多いです。
わたしも通勤のため、やむなく車を持っています。
持たないことに勝る節約はないのですが、コストを減らす工夫はしています。
- 小さい車に乗る
- ネットの保険にする
の2つです。
1.小さい車に乗る
小さい車にするだけで、ガソリン代や税金を節約できます。
通勤も送迎も、大きな車は必要ありません。
休日の遠出なら、レンタカーを使いましょう。
2.ネットの保険にする
わたしは、自動車保険をネットで切り替えただけで年間2万円を切りました。
保障の内容は、そのままです。
通勤にしか使わないので、走行距離が短いのがよかったようです。
私はSBI損保ですが、どこが最安かは人によると思います。
1社ずつ見積もりするのは大変なので、一括見積もりがラクです。
デメリットは、各社から一気にメールが来てちょっとウザいこと。
保険を選んだあともしつこくメールを送ってくるところがあれば、配信停止すればOKです。
⑨家賃
家賃の節約はハードルが高いですが、やる価値はあります。
誰でもすぐにできる方法ではないので、タイトルの節約額には含めていません。
すぐには難しいかもしれませんが、引っ越しなどの機会に思い出していただければ幸いです。
実家に住む
実家が持ち家なら、実家に住みましょう。
両親との関係や職場との距離など、クリアすべき課題も多いですが効果は大きいです。
太っ腹な親なら、タダで住ませてくれるかもしれません。
家賃がないメリットは絶大です。
月7万の家賃がタダになれば、年間84万円の節約。
さらに電気・水道などの光熱費が今、月2万かかっているなら年間24万円の節約です。
タダで住ませてもらうのが理想ですが、たいていの場合は
少しはお金入れてよ!
と言われると思います。
あるいは、さすがに
申し訳ないので少しお金を渡そうかな?
と思うかもしれません。
それでも、実家に住むメリットはあります。
まず、1人暮らしで家賃・光熱費を払うよりは安くなります。
2人以上で住んでまとめたほうが、コストは下がるのです。
これを、スケールメリットといいます。
さらに、親に金を払っても家のお金は減りません。
家族の中で、お金が移動しただけです。
長期的に考えれば、親の資産が残るほどあなたが豊かになる可能性も上がります。
親が貧しい老後を過ごすことになれば、経済的な助けが必要になるかもしれません。
わたしは実家に、毎月6.5万円払っています。
食費、水道、光熱費など、すべて込みでこれだけです。
仮に親に月8万円払ったとしても、1人暮らしよりはまず安いです。
自分で用意する
実家に住めない、住みたくない場合です。
賃貸でも持ち家でも、固定費を節約するなら、
- 小さい部屋
- 移動手段がある
ところを選びましょう。
1.小さい部屋のメリット
家賃が安くすみます。
さらに、小さい部屋だとスペースがないです。
余計なものを買わなくなります。
2.移動手段があるメリット
駅やレンタカーが近くにあると、車を持たずに生活できます。
車は、買うのも維持するのも大きなコストがかかります。
レンタカーは高いイメージですが、たまにしか使わない車を持つより安いです。
節約は固定費から削る
節約 何から削るか
- 電気代
- 通信費
- 家賃
など、固定費から削るべき。
固定費は、一度削れば努力がいらない。
今後、節約のやる気がなくなっても効果がつづく。
固定費を削る
- 電気代
- 税金
- カード
- 保険料
- スマホ代
- 通信費
- 利息
- 車関係
- 家賃
9つの節約方法を、カンタンな順に紹介した。