こんにちは、ひつじ先輩です。
この記事では、6年目社員のわたしが電力会社の副長について書きます。
副長というと、
新撰組か軍隊?
といった印象を受けますが、電力会社の職位です。
会社や時代によって呼び方がちがうこともありますが、要は中間管理職。
ヒラの一個上なので、電力会社に就職する人の多くがいずれ経験する立場です。
今回は、副長とは?に始まり、その業務や給与について書いていきます。
電力会社の副長とは
電力会社の役職を低ランクから並べると、
- ヒラ
- 副長
- 課長
となります。
課長の上には部長がおり、そこから上はヒラのわたしにはよく分からない領域です。
副長は、一般的には係長にあたる中間管理職です。
管理職と言いつつ、
- 残業代はつく
- 組合に入る
責任についてはマネジメントクラスだが、立場はヒラと同じということです。
副長にたどり着く年齢ですが、30代後半から40代後半といったところ。
実力があっても、30代半ばまでは必ずヒラ社員です。
大卒ならいつかは上がりますが、高卒で実力が平均以下だと一生ヒラもたくさんいます。
副長の業務
人事権はなく、決裁権限は数百万くらいまであります。
- 業務の割り振り
- 書類のチェック・決裁
- 打ち合わせへの出席
あたりが、主な業務になります。
実務上の判断・決定は、ほとんど副長がやります。
小さいチームだと、課長がしゃしゃり出てきます。
マネジメント寄りだからラクになるのか、というと全くラクではありません。
課長と部下の板ばさみで苦しむ、中間管理職です。
マネジメントに加えて、ヒラがやる業務を兼務しているケースもあります。
現場系なら、現場にもガンガン出てきます。
普通に激務です。
ヒラから副長になったところで、残業が減ることはありません。
同じか、下手すれば増えます。
副長の年収・給与
年収は700万円~800万円といったところ。
年収1000万を超えることは、ほぼないでしょう。
権限のわりに重い責任、立場の苦しさ。
そうしたことを考えれば、間違いなく損です。
ヒラの方が、コスパがいいです。
副長と他役職
課長との違い
課長は、特別管理職という立場になります。
- 残業代がつかない
- 組合に入らない
のが特徴。
業務中に新聞を読めるくらいには、ヒマになります。
マジメな大卒、優秀な高卒が50才くらいまで頑張ればたどり着くライン。
かなりの決裁権限があり、職場のほとんどのことを決められます。
ちょっと大きいチームだと実務は知らないので、副長に丸投げです。
人事権については、直接的には持っていません。
「直接的には」
というのは、影響力を持っているからです。
人事権を持つエラい人達は、下っ端のパフォーマンスなど知りません。
結局、課長や副長の話を聞くしかないのです。
再雇用組との違い
定年を迎えた再雇用された者に、副長っぽい名前の役がついていたりします。
彼らに、権限はありません。
本人のメンツのために、そういう名前になっているだけです。
現役時代は役がついていたのに、再雇用後に役がなくなると傷ついてしまいます。
給与も業務内容も、ヒラ社員と大差ありません。
決裁権限は0で、業務命令もできません。
いつまでも上司気分の者もいますが、基本的にヒラ扱いしてOK。
しかし彼らは、上司にとってはいつまでたっても「先輩」です。
影響力はあるので出世したいなら、機嫌を損ねないようにしましょう。
副長=中間管理職
副長は電力会社の職位で、中間管理職。
責任についてはマネジメントクラスだが、立場はヒラ。
- 業務の割り振り
- 書類のチェック・決裁
- 打ち合わせへの出席
あたりが、主な業務。
年収は700万円~800万円といったところ。
電力会社への就職のメリット・デメリットについて記事を書きました。
ぜひ、読んでみてください。
某 電力会社 副長職 4年目です
大変よく理解されてて
思わず笑ってしまいました