こんにちは、ひつじ先輩です。
仕事を断るのではなく、そもそも頼まれないようにする工夫を元モンスター社員が解説します。
忙しくても、仕事を頼まれると断りづらい。
嫌われたくないし、「仕事を断るなんてとんでもない」という空気がある。
でも、際限なく仕事を引き受けていたら自分の仕事が進みません。
ペースを乱されるとイライラしますし、帰りも遅くなります。
仕事を断るのがむずかしいなら、そもそも頼まれない工夫をすべきです。
何もしなければ、押し付けられ放題のままです。
私は元モンスター社員なので、仕事を回避するのは大得意です。
6年間の経験で学んだ工夫を紹介していきます。
仕事を頼まれるとイライラする

仕事を頼まれるのは、丁寧で信頼されているから!
経験にもなるし、喜ぼう!
そんなのは世迷言です。
会社員は、お金のために働いています。
そうであるなら、仕事を頼まれるのは損です。
仕事を頼まれても、特に給料は増えません。
評価に影響して、しばらくしたら年収が増えるかもしれない。
それは真実で、一部の会社では実際に増えます。
しかし、まともに成果主義が機能している会社は日本全体の何割でしょうか?
きちんと評価されたとして、一体いくら年収が増えるのでしょう?
一方で、毎日仕事を頼まれて予定をぶち壊されるイライラは計りしれません。
心身への悪影響もあるでしょう。
仮に年収が増えるとしても、10万や20万では割りに合わないのです。
仕事を頼まれるほど、割に合わない仕事がさらに割りに合わなくなっていきます。
損しかしない用件をくり返し持ってこられて、イライラしない方がどうかしています。
仕事を頼まれない工夫
仕事を頼まれないための工夫は、
- 終わっても言わない
- 反応しない
- 質問返し
- 期待以上の成果を返さない
の4つ。
順番に、詳しく書いていきます。
1.終わっても言わない
早めに仕事を済ませていませんか?
早くするのはいいですが、終わったと気付かれてはいけません。
終わらせられる仕事でも、ギリギリ未完の状態で抱えこみましょう。
上司や同僚が何か頼みたいときは、手が空いている人を探します。
ギリギリ終わっていない仕事を「未完」として持っておけば、手が空いていないと思われる。
仕事を頼まれるリスクが下がるのです。
また、納期に余裕があると無駄にクオリティを上げさせられる恐れがあります。

まだ時間もあるんだし、もうちょっと△△を××にして。
納期ギリギリになって初めて、必要十分なクオリティが求められます。
上司の決裁は納期の”圧”を利用して、もぎ取りましょう。
2.反応しない

誰かやってくれる人、いない?
なんて上司の声が聞こえてきたときに、反応してはいけません。
目の前の虚空を見つめて、目が合わないようにしましょう。
理想は、書類やスクリーンに目を向け、集中していて聞こえないふりです。
また、人間はお互いを知るほどに気軽に頼みごとができる生き物です。
普段からコミュニケーションの量を抑え、「よく知らなくて頼みにくい人」を目指しましょう。
3.質問返し
めんどうでよく分からない仕事を頼まれたら、質問を返します。
- 詳細な方法
- うまくいかなかったときの対応
などを相手に説明させ、めんどくさいと思わせます。

分からないなら頼むのやめとくか。
カンタンな別の仕事をやってもらうか。
といった最高にイカしてるアイデアを相手が思い付けるよう、アシストしましょう。
これは今回断れなくても、次回仕事を頼まれるリスクを減らします。
また、細かく説明を受ければ頭を使わずに済みます。
今回やむなく引き受けた仕事も、少しラクになるのです。

自分で考えろ
などと言ってくる場合は一旦、放置しましょう。
時間が経って

どうなってる?
などと鳴きだしたら、あらためて

分かんなくてぇ・・・
と困ってみせ、相手の時間を奪います。
4.期待以上の成果を返さない
期待以上の成果を返せば、相手は喜んで次もあなたに仕事を頼みます。
プラスアルファの仕事は、絶対にやらないこと。
まずは「ついでにあれも」といった親切心を100%カットしましょう。
さらに劇的に仕事を頼まれないためには、必要十分のアウトプットですらやりすぎです。
大失敗だと怒られるストレスが大きすぎるので、相手がちょっと不満に思うくらいがベスト。
わざと失敗する必要はありませんが、毎回「失敗かも」な成果物をそのまま提出しましょう。

大丈夫だったらいいな♪
くらいのクオリティの成果物を確認せずに出しつづければ、ちょうどいい頻度でミスになります。
こちらに仕事を頼む、相手の気力を削ぎましょう。
仕事を増やさずに定時帰りする方法は、こちらの記事にまとめました。
これで私は、年間残業時間を10時間以下にしました。

ぜひ、読んでみてください。
仕事を頼まれても断る
頼まれてしまったら、これはもう勇気を出して断るしかありません。
断れないのは、「相手に嫌われたくない」「優秀だと思われたい」などといった雑念が原因です。
生活のために働く。
その目的に立ち返れば、無駄な感情です。
無駄な感情のために、無駄に忙しい毎日を送る必要はありません。
承認欲求ならば、会社以外の場所で満たしましょう。
いきなり断りきるまではできなかったとしても、少しでも渋る。
地道に渋り続けることが、頼まれる機会を減らすことにつながります。
仕事を断るとき、人間関係へのダメージを和らげるためにできるのは、断る理由を述べることです。
鉄板の理由は3つ。
- 忙しい
- 家族
- 体調不良
です。
1.忙しい
最初の一歩としては、
- すぐにはできそうにないです
- 納期はいつですか
などで、時間的に厳しい感じを匂わせていきます。
それで思いとどまってくれないようなら、

○○で忙しいので、他を当たってほしいです
と正攻法で断りましょう。
仕事をよく頼まれる人なら、「忙しい」はかなりの説得力を持ちます。
2.家族
育児・介護などが理由であれば、くつがえされにくいでしょう。

○○する用事があって、帰らないといけない。
休日に出て来れない
「だから、この仕事は引き受けられない」と断ります。
3.体調不良
失敗しにくい緊急回避です。
体調が万全な社畜なんて、わずかです。
ちょっとした体調不良を少し強調して、帰らないといけないレベルにしましょう。
- 寝不足:頭がガンガンする
- 腹ユルい:お腹が痛い
- 疲れた:手足に力が入らない
- 目が疲れた:目が痛い
- 腹減った:気持ち悪い
近い体調不良が実在していれば、表現にリアリティがでます。

職場に体温計があったら、熱っぽいは言わないほうがいいです。
計れと言われたら、「嘘じゃね?」って展開になるかも。
仕事を頼まれる人をやめる
仕事を頼まれる人には、
- 仕事が終わったらすぐ報告する
- トラブルや呼びかけに反応してしまう
- 指示を速やかに理解する
- 相手の期待以上の成果を返す
という特徴があります。
これまで述べてきた、仕事を頼まれない方法の逆です。
上記に当てはまらないようにすれば、余計な仕事を頼まれる機会は必ず減っていきます。
ためになるブログありがとうございます。パートをしているのですが、こんな難しい仕事をパートにさせるの?こんな量時間内に終わる?みたいな感じです。
嫌なのが時間外に配達とか「ついでに買ってきて〜」とかプライベートに会社の用事を頼まれる事、また断われない自分も嫌です。
で、ひつじ先輩のページにたどり着きましたw
最近嫌わてもいいから頑張らないようにし、休みの日の急な出勤要請は断るようにしています。←これ自信がなかったのですがひつじ先輩のブログを読んで間違っていなかった事を再確認できて嬉しいです。
決して赤字でないのに人を雇わない会社が悪いので私は気にしません。
これからもブログ読ませてもらいます〜
お役に立ててよかったです!
時間外に時間を奪われる時点で、実質的な時給低くなってしまうと思いますので、頑張る価値ないですよねw
無茶な要求はどんどん断りましょう。
そういうおかしなことをしない職場もたくさんあると思いますので、最悪お別れになったら別の場所で働くだけです!